フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

ランスから再びパリへ。

2021-02-25 07:19:39 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

パリへ帰る日がやってきた。しかし今日はベンもアンヌリズも仕事である。

自力で駅まで行くことになるなと思っていたら、なんと、同じランス市内に住んでいるアンヌリズのお父さんが迎えに来て、駅まで送ってくれるという。

 

もちろんこのお父さんのダニエルとは初対面である。ダニエルが来るのはベンもアンヌリズも出勤した後だ。

 

まずは、学校に行くオスカル、パロマを見送る。なんでもベンが彼らに「夏休みにアメリカに行くか、それとも日本に行くか」と聞いたら、「アメリカ」と答えたという。

こんなになついていても、子供は現金なものだ(笑)

アメリカの後にまた日本に来ると言っていたが、果たしていつになるのか。。。。

この時はそう遠くはないと思っていたが、コロナでどうなってしまうだろう。

そしてベンにお別れをし、アンヌリズともお別れだ。

「父は、時間には正確な人だから、安心して待っていて」時間に遅れるフランス人が多いが、この一言で安心できた。

 

迎えの時間まで、留守番の愛犬と最後の時間を過ごす。

そうだ、こんな素晴らしいおもてなしをしてくれた家族に、残った時間で、お礼に小さな色紙を残そうと思った。



そして、時間の五分前にアンヌリズのお父さんのダニエルがやってきた。静かで真面目そうな男性だ。

最近お母さんがなくなり、このお父さんは1人暮らしだという。

帰国してから気づいたのだが、ベンが来日したとき、アンヌリズのお母さんの名前を漢字で書いてもらえないか、と言っていた。サプライズプレゼントにするために。

そのお母さんがなくなられていた。もしかするとそのころ体調が悪かったのではないかと思えた。

優しいベンのサプライズプレゼントを喜んでくれていたことを信じたい。

 

駅まで送ってくれて、ホームの乗り場までチェックしてくれ、お礼に折り紙の鶴をプレゼントして、お別れをした。

(ダニエルと写真を撮らなかったことが、残念)

最後の最後まで、本当に素晴らしい家族総出でのおもてなしだった。

 

そんな余韻を胸に、パリへ向けて列車に乗り、パリ東駅に帰ってきた。


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