ジャッキー夫妻宅で4日目の朝、今日もマルシェへジャッキーと行く。
ニコルは足を引きずり、辛そうだが、歩けるので、昼食の支度をしてくれるそうだ。
そしてジャッキーが、二回目のPCR検査に同行してくれた。
一度目より少し痛い気がしたが、あっという間に終わった。「明日帰国なので、明日の朝には結果が出ますね?」と確認したら、「たぶんね」と言った。
今日のランチには、孫のノアがやってくる。
ノアと夫妻が来日したのは、2018年の秋で、奈良を案内し夕食に招待した。
その時はまだ子供だった。この夫妻はノアの姉も彼女の希望のアメリカへ連れていき、ノアの希望は日本だったので、日本に連れてきたのだ。
その半年後に夫妻宅でお世話になった時も、お父さんとともにやってきたが、まだまだかわいい少年だった。
おばあちゃんは、孫のために腕を振るいたいと思っているので、ジャッキーはとても上等そうな赤みの牛肉をマルシェで買った。
付け合わせのビーツやブロッコリーも買った。
今日はいつもパン屋でケーキは買わなかった。
ニコルが、メレンゲのお菓子を焼いていたからだ。
ノアは今回は一人でやってきた。
大きくなって、もう青年のように見えるくらいだが、夫妻も言うように、心はあのころと変わらず、優しくて素直なままであることがわかった。
今は両親のところを離れ、寮生活を送っているそうで、週末だけ両親とともに過ごせるそうだ。
最初は少しホームシックにかかったらしいが、今はすっかり慣れたと笑った。
そしてガールフレンドもいるそうだ。
ノアは、おばあちゃんの料理をパクパク食べ、おばあちゃんは本当にうれしそうだった。
ノアのために私たちも折り紙教室?をして、しばし楽しい時間を過ごした。
おじいちゃんも負けてはいられない!?ガールフレンドの家に行くと言うノアを車で送ると言った。
そして、私たちも一緒に車に乗り、パリ郊外のその子の家の近くまで行って、そこでノアとの名残を惜しんだ。
振り返ることなく彼女の家へと向かうノアの後姿を見送り、ジャッキーはパリへと戻り、
未訪のシラク大統領が建てたケ・ブランリー美術館を見に行くことになった。
ジャッキーと一緒だと1人分は無料になるそうだが、土曜日の午後ということもあり、駐車に時間を取られた。
建物を見られただけでも十分だったのだが、ジャッキーは私達が未訪の美術館ならと、少し遠く離れたパーキングを探し見学することになった。
アジア・アフリカに特化したこの美術館は、フランス人にはとても人気があるようだ。残念ながらフランス好きの私を喜ばすものはあまりなかったと言える。
日本のコーナーもあり、立派な鎧や刀などが展示されていた。他の国の展示物に比べ日本の工芸技術の水準の高さは群を抜いていた。また、この春は(2023年)、日本の着物に関する特別展が行われていると知らせてくれた。
明日のPCR検査の結果は果たしてどうなのか。ここまで来たらなるようになる。という気持ちで、夕食も美味しくいただき、床に就いた。
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