土井敏邦「ガザからの報告──現地で何が起きているのか (岩波ブックレット 1096) 」
日本のメディアからの情報は、イスラエル側からのものばかり。
SNSでは、現地の様子を伝えてくれる人もいるけれど、まとまった状態で現状を
知りたいなと思っていました。
久しぶりに大型書店に行く機会があって見つけたのがこの本です。
先月刊行されたようです。
一連のガザ攻撃が起こってから、
この本の著者による「ガザの悲劇は終わっていない (岩波ブックレット 762)」を
ざっとですが読んでいました。2009年7月刊行の本です。
同じ著者の本ならということで手に取りました。
著者は34年間パレスチナを取材し続けているジャーナリスト。
ガザの様子が知りたいと思っていた時に、ガザに住む旧知のジャーナリストと繋がる
ことができ、メッセンジャーで彼が書いてきた毎日の様子や、彼がインタビューした人々の声、
彼が思う今と今後についてなどが中心に書かれています。
これについては、個人が書いたものであり、裏付けが取れるものではないという断り書きも
描かれています。
ただ、日常生活は数行日記のように書かれていて、毎日の変化が感じられますし、
家族の心や体の状態、食料をはじめとした物の値段などがリアルに伝わってきます。
政治に対する民衆の考えや、この攻撃が人々に与えた影響などについては、ジャーナリスト
らしい知識、情報、分析を感じました。
その後で、著者自身の取材からみた現状についてなどが書かれています。
報告者の不安や悲しみなどの感情は感じますが、それでも感情に流されて書いた物ではなく、
ジャーナリストらしい報告になっていると思います。
どんな状況なんだろうと、関心を持っている方にはぜひ読んでいただきたいし、
それほどではなくても、同じ時代を共に生きる人達の状況を機会があれば知って欲しいなと
思います。
本当に、これは、今の話なんですよね。
自分の生きているこの時代のこととして、しっかりと知って行きたいと思いますし、
穏やかに生活することを望んでいるだけの方が望みを叶えられるように何かできることが
あればしたいなと思います。
中東諸国や欧米が参加したら、日本にもさらに影響が出ることでもありますしね。
本当に、遠いところの話ではないなと思います。
日本のメディアからの情報は、イスラエル側からのものばかり。
SNSでは、現地の様子を伝えてくれる人もいるけれど、まとまった状態で現状を
知りたいなと思っていました。
久しぶりに大型書店に行く機会があって見つけたのがこの本です。
先月刊行されたようです。
一連のガザ攻撃が起こってから、
この本の著者による「ガザの悲劇は終わっていない (岩波ブックレット 762)」を
ざっとですが読んでいました。2009年7月刊行の本です。
同じ著者の本ならということで手に取りました。
著者は34年間パレスチナを取材し続けているジャーナリスト。
ガザの様子が知りたいと思っていた時に、ガザに住む旧知のジャーナリストと繋がる
ことができ、メッセンジャーで彼が書いてきた毎日の様子や、彼がインタビューした人々の声、
彼が思う今と今後についてなどが中心に書かれています。
これについては、個人が書いたものであり、裏付けが取れるものではないという断り書きも
描かれています。
ただ、日常生活は数行日記のように書かれていて、毎日の変化が感じられますし、
家族の心や体の状態、食料をはじめとした物の値段などがリアルに伝わってきます。
政治に対する民衆の考えや、この攻撃が人々に与えた影響などについては、ジャーナリスト
らしい知識、情報、分析を感じました。
その後で、著者自身の取材からみた現状についてなどが書かれています。
報告者の不安や悲しみなどの感情は感じますが、それでも感情に流されて書いた物ではなく、
ジャーナリストらしい報告になっていると思います。
どんな状況なんだろうと、関心を持っている方にはぜひ読んでいただきたいし、
それほどではなくても、同じ時代を共に生きる人達の状況を機会があれば知って欲しいなと
思います。
本当に、これは、今の話なんですよね。
自分の生きているこの時代のこととして、しっかりと知って行きたいと思いますし、
穏やかに生活することを望んでいるだけの方が望みを叶えられるように何かできることが
あればしたいなと思います。
中東諸国や欧米が参加したら、日本にもさらに影響が出ることでもありますしね。
本当に、遠いところの話ではないなと思います。