春のそよ風夏の雨

嬉しいひととき。好きなこといろいろ書いています。

「男と女」

2024年11月27日 | 映画
「男と女」

結構前に勧められた作品です。
破滅的な恋愛なのかなと思ってずっと見る気になれずにいたのですが、
全然違いました。むしろ、反対ですね。

寄宿学校に息子を預けている男性と、寄宿学校に娘を預けている女性が、
子供に会いに来たことで知り合い、子供に会いにいくときに同じ車で行ったり、
惹かれ会いながら距離を縮めていくが・・・。

二人とも進むのにためらってしまう過去があるのですね。
その気持ちもすごく分かるなと思いました。

主人公たち以外でも、遊びに行った先の老人と犬など印象的なシーンがいくつか
あって、素敵でした。
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ほしおさなえ「銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に」

2024年11月20日 | 
ほしおさなえ「銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に」

ほしおさなえさんの新シリーズが始まりました。
9月に1巻目が出たばかりなのに、11月に2巻目が発売されます。
(注文してあるので数日中に届くでしょう。)

東京で自立して生活をしたいと思っていた青年が、
ブラック企業で働いて体調も悪くなり、更には仕事も失い、
実家に戻って、母が営んでいる軽井沢のホテルで働くことになったという
ところから物語が始まります。

そのホテルにある、ちょっと変わった「手紙室」
そこ目的に泊まる人もいるという。そこでは・・・。

ちょっと「紙屋ふじさき」シリーズとも内容が重なるシリーズですね。
文具好き、インクも好きなので、欲しいものが増えそうです。

おばあちゃんのお話が好きでした。

二巻目はどんな人たちがホテルに訪れるのか。楽しみです。

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トーン・テレヘン「きげんのいいリス」

2024年11月20日 | 
トーン・テレヘン「きげんのいいリス」

トーン・テレヘンさんとの出会いはちょっと面白くて、
ドイツ語多読をされている方が、トーン・テレヘンさんの読んで感想を書かれていて
面白そうだなぁと思ったのですが、ドイツ語版は絶版で残念と思っていました。
そしたら、あるときAmazonで検索していたときに、英語版があるというのを見つけて、
おぉっと手に入れました。
そしたら、やっぱり面白くて大好きになりました。
それから、イタリア語版とか、スペイン語版の本も見つけて。
日本語はあまりないし、絶版ばかりと思っていたら、
「ハリネズミの願い」が発売されて結構売れたので、新潮社が続けて数冊出してくれました。
あ、原書ののオランダ語版も手に入れました。
読める自信はありませんが、時々眺めてみたりしています。

さて、この本ですが、
トーン・テレヘンさんの動物ものは、
みんな同じ大きさ
誰も死なない
という設定のもとに描かれているそうです。

リスとアリが仲良しで、なんかいいなって思ったり、
ぶつかってばかりのゾウがいて大丈夫って思ったりもするのだけど
ぶつかることもらしさだったりするんだなとか、
ちょっとホワホワな感じと読むこともできるし、
ちょっと哲学的に読むこともできるような短編集というよりも
小さなお話を集めたような本です。

最初にも書いたけど、リスとアリの仲良しな感じが好きです。
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「グッド・ドクター」(韓国版)

2024年11月18日 | ドラマ
「グッド・ドクター」(韓国版)

日本版のドラマをやる時に、面白そうなドラマだけどオリジナルの方がもっと
面白そうと思いました。
(日本版は途中で1話見たくらいなのでどちらがいいかは分かりません。)

炭鉱の街で育った自閉症の青年パク・シオンは飼っていたウサギの死をきっかけに
医師になろうと決めた。
優秀な成績であるにも関わらず、自閉症であることを理由に免許は取り消される。
免許を有効にしてもらうために、病院で実際に診察に関わることになった。

天才的な記憶力と、空間把握能力で、病名を特定する能力は圧倒的だが、
自閉症であるためにうまく患者に向かえない時もある。
周りの医師たちも、驚嘆しながら、困惑するような状況・・・。
そこに病院運営に関わるさまざまな思惑も絡んで・・・。

人間関係のあれやこれやみたいなものはあるのですが、
仲間の医師たちも、患者を思う気持ちがとても深いし、
医療ドラマとしても、友情・家族・恋愛・人間ドラマとしても面白い作品だと
思いました。
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「池田澄子句集」

2024年11月18日 | 
「池田澄子句集」


確か、何かのアンソロジーで池田澄子さんの俳句と出会って、
もっと他の句も味わってみたいと思って、この本を手に入れたように思います。

生活を読んだ口語句集だと思いました。

口語だからこその、ある種の生々しさみたいなものも感じられて、
気持ちが伝わってくるなと感じたところもありました。

川柳ともまた違う口語の俳句、とても面白かったです。
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【No No Girls】Ep.06 & Ep.07

2024年11月17日 | 音楽
【No No Girls】Ep.06 / 4th Round -Dilemma-

【No No Girls】Ep.07 / 4th Round -Three as one-

この2本のコメントには、結構ひどいことを書いている人もいて、
クリエイティブ審査って、一番アンチができやすい審査なのかなと思ったんですよね。

誰かに与えられたものをこなすという場合は、方向性が同じだから
周りを見て落ち込んだりする人がいるくらいで対立みたいなのはないけれど、
クリエイティブだと対立というを言葉が強いかもしれないけれど、考え方の違いみたい
なものはあるから。

そして、なんというのか、甘えたり、甘えられたりが上手いタイプの人が好かれて、
そういう姿を見せない感じの人が叩かれやすかったりとか、同じことしてもというか、
それ以上のことしても、叩かれやすい人と叩かれにくい人がいるんだなと。

そんな雰囲気がちょっと嫌だなと思いました。
ちゃんと見てみると映されてない部分についても、この人のこういう意見は取り入れ
られなかったんだなとか分かる部分はあるんだけど、分かりやすく判断されてしまう。
ザストでもそんなことがあったなと。

よく「悪編」という言い方をするけれど、スタッフのお気に入りの子だと「良編」も
あるなと思うし、今回見てても、それは感じました。

ステージだけ見せれば、評価は全然違うと思うんですよね。
過程を見せる悪い部分も感じられたかな・・・。

個人的には、
AチームにKOKOちゃん、BチームにJEWELちゃん、CチームにKOHARUちゃん、
DチームにCHIKAちゃん、GチームにYURIちゃんがいて良かったねと思いました。
(DチームまではHuluも含めた感想です。)

Aチーム:KOKO、KOKONA、SARA
Bチーム:AIKO、JEWEL、HIBIKI
Cチーム:KAEDE、KOHARU、MOMO
Dチーム:ASHA、CHIKA、MAHINA
Eチーム:JISOO、STELLA、MOMOKA
Fチーム:SAYAKA、NAOKO、FUMINO
Gチーム:AMI、KOKOA、YURI

全体を見てステージが良かったなと思うのは、Dチーム、Fチームかな。
曲もパフォーマンスも良かったなと思いました。
どのチームもいいなと思うところはあったし、全然ダメと思ったチームは
ありませんでした。

さて、次回は、結果発表。
14人か15人くらいかなと思っています。

性格が良いとか悪いというのは、切り取り方や受け取り方だと思うので、
ちょっとなと思う人はいるけれど、その人のことをそう思わない人がいることも
理解できます。

パフォーマンスを見て、この人はちょっとどうかなと思ったのは、AIKOちゃん。
バックコーラスの音に歌が負けてしまっていたかなと。
バシッと決めた時のAIKOちゃんはかっこよくて好きなんですが。
あとHIBIKIちゃん。上手いのだけど、成長は感じられなかったかなと。
あと、本番にいつも体調を壊してしまうというのはやっぱり残念。
もう一人AMIちゃん。前回も笑いが起きて、今回も笑いが起きてたのですよね。
笑う曲ではないのに。ちゃんみなさんの「文化祭っぽい」というのはそういう
部分にあると感じているので、そこはクリアできなかったと思いました。
自分がこういう仕草をしたら面白いと思われるとか、そういうのをもっと意識して
やれるようになったらよくなりそう。出だしは素敵だったんだけどな。

パフォーマンス以外で、この人はちょっとどうかなと思ったのは、SARAちゃんと
SAYAKAちゃん。周りの上手い人を見てメンタルが・・・となってしまった二人。
もちろん、オーディションという選ばれるかどうかというところでの不安って
あるのは分かるのだけど、プロになるということは、周りがすごい人ばかりの中で
やっていかなければならないってことで、その覚悟がしっかりできているのかなと。
最近、できて数ヶ月でおそらくメンタル的な「体調不良」で活動休止される方を
何人か知っているということもあって、ちょっと不安に思いました。

あと、本人が何をしたいのかというのにもよりますが、KOKONAちゃんは
自分の好きなものを作ることを一番大事にしているのかなと思ったのですよね。
全ての曲に自分の好きになったラップを書きたいくらいの思いがありそうかなと。
なので、誰かのプロデュースのもとでグループとして誰かが作ったものを表現する
部分が多いグループ活動よりも、ソロのラッパーの方が向いてそうかもと思いました。
また、ちょっと違うのですが、KAEDEちゃんも自作の曲を歌っている時の方が、
ナチュラルな歌い方で楽しんでいるような気がして、グループで歌うと個性を出そう
と思うのか癖が強い歌い方になっているなと思うので、ソロの方がKAEDEちゃん
らしく活動できるのではないかと思ったりしました。ASHAちゃんも自分のラップの
スタイルがしっかりできている方だなと思うので、それこそ、ちゃんみなさんが
指導されていたような声帯を痛めない方法や、歌詞をしっかり伝えられる発音は
学んだ上で、ソロで活動した方が自分のスタイルを活かしやすい気がしました。
エディくんみたいに「唯一無二の声とスタイルで」カッコいいラッパーになりそう。
(ショウタくんが自分のやりたいこととグループでやることの間で悩んで、ソロと
して幸せに過ごしているのが感じられるので、クリエイティブへの思いが強い人や
こういう表現をしたいという思いが強い人はソロの方が幸せなのかもと思ってます。
ソロの方が幸せかもと思った三人です。)
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原田ひ香「三千円の使いかた」

2024年11月13日 | 
原田ひ香「三千円の使いかた」

ファイナンシャル小説とでも言うのかな。
保護犬を引き取りたいから、家を買いたい。
そのためにはお金を貯めなければ・・・と言う女性の話から、
その姉、祖母、母などのお金事情が描かれた作品です。

こういう本を若いうちに読んでおくと良さそうですね。

お金に関するいろんな考え方を知ることができますし、
これだけあったら大丈夫かなと思っても、こんなこともあり得るのかとか、
節約節約と思っていると、気持ちの余裕も変わってくるのかなと思ったりとか、
自分のお金の使い方はどうかなとちょっと思わせてくれる作品だと思います。

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「ER 緊急救命室 シーズン1」

2024年11月13日 | ドラマ
「ER 緊急救命室 シーズン1」

医療ドラマ好きなんですが、代表的な作品の一つかなと思います。

病院で緊急医療を担当する医師や看護師たちを描いたドラマです。
見ていて思うのは、ここでは働けないなと。
医者でも看護師でもないのでここじゃなくても働けませんが。

どんどん、かなり危険な状態の人が来る。
その緊張感も、助からない人もかなりいることも。
見ているだけでも、緊張してしんどくなってきます。

病気の患者も来るのですが、圧倒的に事故でかなりの傷を負った人が多い。
銃傷や交通事故・・・かなりにリアルに描かれているのがすごいです。

医師たちの家庭状況や、恋愛、友情なども描かれていて、バックグラウンドが
分かるのも面白いですし、しっかりと患者や疾患が描かれているのでそちらも
興味深く見ることができました。
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原田ひ香「ランチ酒 おかわり日和」「ランチ酒 今日もまんぷく」

2024年11月11日 | 
原田ひ香「ランチ酒 おかわり日和」
原田ひ香「ランチ酒 今日もまんぷく」

シリーズ二冊目と三冊目。

夜、ずっと起きたままで、誰かを見守ることを職業にしている女性祥子が主人公。
夫と子供がいたのですが、義母とうまく行かず、夫とも十分話もできずに離婚して、
幼馴染に誘われて、今の仕事をすることに。
誰かとは、子供だったり、認知症気味の女性だったり、ペットの犬だったりで、
午前中に仕事を終え、どこかでお酒を飲みながらランチを食べると言う様子が描かれています。

連作短編なのですが、巻が進むうちに再登場の人が増えてきて、
長編っぽくなるというか、この人はどうなるんだろうと思う続きが描かれていて
面白くなってきました。

食と酒な小説ですが、三巻はちょっと色が違うかな。
三巻で終わりなのかなと思いますが、同じ会社に勤める人のシリーズが始まっている
ようなので、どこかで再び祥子と出会えるかもしれませんね。
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原田ひ香「一橋桐子(76)の犯罪日記」

2024年11月06日 | 
原田ひ香「一橋桐子(76)の犯罪日記」

主人公の一橋桐子さんは76歳。
友人と二人で暮らしていたが、友人が亡くなって家賃も払えないし、
手持ちのお金も底をついてきた。

刑務所に入ったら、介護が必要な場合でも介護してもらえるらしい。
家も、仕事も、金もないなら、刑務所に入るのがいいのでは・・・。
人にあまり迷惑にならない方法で、刑務所に入れないかと画策するが・・・。

状況は大変なのだけど、コメディ仕立てで楽しく読めました。
桐子さんが、なんというかかわいいですし、いい人なんですよね。
でも、ここに書かれている通りだなとも思うのですよね。

老いてから、家も、仕事も、金もない状態で不安を抱えて生活をしている人は
少なくないと思いますし、それならよっぽどと思える状態でもある。

年齢に関わらず、みんながそういう不安を持たずに生活できたらいいですよね。

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