春のそよ風夏の雨

嬉しいひととき。好きなこといろいろ書いています。

「ドリームガールズ」

2024年08月13日 | 映画
「ドリームガールズ」

音楽を感じられる映画って好きなんですよね。

そんなわけで見たのがこの映画。
デトロイトの音楽レーベル「モータウン」に所属していたスプリームスという
グループをモデルとした作品。

3人の黒人の娘たちが、歌手への夢を目指してオーディションに参加。
そこから、有名歌手のバックコーラスになり・・・。

3人だけではなく、モータウンに所属した人たちの中には、黒人の音楽の地位を
高めたいという思いがあった人も結構いたのかなと思いました。
白人と競うとか、そういうものではなくて、黒人の音楽もこれだけ認められて、
誰もが聞きたいと思うものなんだと証明したいという感じで。

ドロドロとしたところや、感情のすれ違いなども描かれていて、
夢を抱いていた人たちが、一つの区切りをつけるまでという感じで、
ほろ苦さも感じつつ音楽を堪能できる作品でした。
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「ロルナの祈り」

2024年08月10日 | 映画
「ロルナの祈り」

ベルギー映画で、フランス語です。

この映画を見るのは二回目なのですが、気が重くてもう一回見ることができるのかなと
ずっと思っていた作品です。
ついにという感じで、二回目を見たのですけど、やっぱり辛かった。

アルバニアからベルギーにやってきたロルナ。
ベルギーで生活するために、薬中の青年クローディと偽装結婚している。
そして、その後の計画もあったのだが・・・。

ロルナとの出会いから偽りの結婚と知っていても、ロルナに助けてもらって薬をやめて、
仕事も見つけたらもしかして・・・と思うクローディはある意味子供のようなピュアな
ところもあるような気がして・・・。
ほっとけないような気持ちや、愛しさにも似た気持ちを感じるのは分かるような気がしました。

こういう割り切れなさって、人間だなと思います。

未来はどこまでもなくて、とても悲しい。

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「トリュフォーの思春期」(映画)

2024年08月08日 | 映画
「トリュフォーの思春期」

「アデルの恋の物語」と同じくフランソワ・トリュフォー監督の作品。
フランス映画です。

小学校高学年くらいの男の子たちを描いた作品です。
メインという感じの男の子は何人かいるのですが、主人公という感じの子はいなくて、
物語を描いたというよりも、いくつかのエピソード、いくつかのスケッチからなるような
作品です。

恋もあり、犯罪もあり、友情もあり、虐待も・・・。
しんどいようなエピソードもあるし、決して甘い作品ではないのですが、
全体的に温かさを感じて、しんどいこともあるけれど、みんながんばって生きていけと
応援の気持ちを持って作られたような作品だなと思いました。


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「アデルの恋の物語」(映画)

2024年08月08日 | 映画
「アデルの恋の物語」

フランス映画です。
何かで紹介されているのを見て、見てみようと思って・・・から何年?
やっと見ました。

「レ・ミゼラブル」の作者ユゴーの次女を主人公とした作品。
実話に基づいているそうです。

恋するピンソン中尉を追って駐屯地であるカナダまでやってきたアデル。
ところがピンソン中尉はつれなくて・・・。

恋というよりも執着を描いた作品だなと思いました。

実際に、アデルがカナダに渡ってきたのは33歳の時だそうで、
19世紀ということを考えると、もう後がないと切羽詰まったような思いがあった
のかなと思ったりもしました。

映画だと、若くて美しい女性なので、そういう切羽詰まった感じはなくて、
魅力的で美しい女性の狂気を描きたかったのかな・・・と思ってしまうのですけれども。

ある種の美しさはあるのかもしれないけれど、なんというか感情は動かされない作品
だったかなと思います。
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