インターネットで税理士を探す時代

　いまやインターネットでお買い物は常識ですね。銀行もインターネットで大方できるようになりました。自動車保険もインターネット、ベンリな時代になりました。我が家も家族5人でコンピューターが5台あります。10年前には想像もつきませんでしたね！

　ところで、税理士もインターネットで探せるようになりました。なかなかホームページなどは直接はまだ検索に引っかかりませんが、たとえば、税理士紹介サイトなどに登録をしておくと、ちょうど地域や規模や双方の希望にあったお客様を紹介していただける事があります。直接ホームページからご連絡をいただけるお客様もいらっしゃいますが、そういう紹介業さんからのお問い合わせも結構増えてきました。でも、どちらにしてもインターネットで探すということには変わりないですよね・・

　昔は、税理士は広告を出してはいけなかったので（今から思えば理由がわからないのですが）顧問先は紹介がほとんどでした。ですから、事前にお客様も税理士のことをある程度知っていますし、税理士もお客様の情報を知っていました。ですから、ある意味お客様も税理士も安心でした。

　ところが、広告が解禁になると同時にインターネット時代に突入です。もちろん税理士も選び放題です。そういう意味では、良い時代になったと思っていますよ＾＾

　でも税理士はその会社やその経営者の家族にいたるまで、全てを知られてしまう数少ない職業です。昔から税理士は「ゆりかごから墓場まで」といわれる職業なんですよ。だから選ぶ方も大変でしょうね～すごく心配でしょうね～！よく分かります。

　でも、ご安心ください。本当は選ばれる税理士の方がもっともっと数倍も心配なのです。なんせ、ひょっとしたら死ぬまでお付き合いをする事になるかもしれないのですから（笑）

さあ本番です。新法計算に突入

　そろそろ5月提出法人に取り掛かっています。

　やってきました！新しい税法「特殊支配同族会社の役員給与の損金不算入」を実際に適用計算する事になります。事前に勉強もし、各お客様への影響額なども計算しそして別表もシュミレーションしていたつもりなのですが・・・

　実際計算に入ってみると、なぜかいろいろひっかかってしまいます。役員交代や増資、株移動、大赤字や大黒字の年が思わぬ結果につながったり・・繰越欠損もまたクセモノです。考えれば考えるほど分からない！なんて勉強が足りなかったのでしょう！認識の甘さに反省しきりです。そして改めてその影響額の大きさに驚いています。やっと不況を乗り越えてこれからという中小企業を本気でつぶすつもりなのでしょうか？

　5月申告法人に今年少し時間がいつもよりかかりそうです。考えてみると実は本当のところまだこの長い新税制の名前をまともにいえないのです・・トホホ

　運悪くこの法律にひっかかってしまったお客様。いくら説明しても納得がいかないと思いますが、私達税理士は良い悪いは別にして、法律のとうりに税金を計算するしかないのです。

　まだ取り掛かったばかりなのに、もう既に思う事は、早くこんなへんてこりんな法律はなくなってくれないかなあ～と願うばかりです。

経営のお手本

　世の中には本当にいろいろな仕事があります。基本は一緒などといいますが、やはり仕事はその同業者の人でなければ理解できない事ってありますよね。

　でも、経営者としてのお手本については、一番大切なのは自分よりも優れている人を必ずお手本にするということだと思います。よく「あいつはなになにがダメでどうこうで～だからうまくいかなくて云々・・」と同業者の人を言う方がいらっしゃいます。悪い見本としては良いのでしょうが、経営者的にはいまいちの方が多いいような気がします。

　それより、「あの人は、ここがすごいんだ！すばらしいだよ！この間も、会って話しをしてきたけれど、本当に勉強になるよ～」と感動しながらお話をしてくれる方は、大概経営的に向上してゆきます

　お手本、つまり今風に言うと　＜メンター＞　というのでしょうか、自分ではまだまだそこまで手が届いていないけれど、そこに行きたいと思えるようなお手本になる人を見つけられる。これはすばらしい事です。自分がなりたいと思える人に出会えるということは、すでにそこに向かって歩き出しているという事ですね。すばらしい偶然は必然でもある・・・なんてチョットカッコいいですね。

　実は、今日私もいいなあと思えるような税理士の事務所の話を聞いたばかりなんです。そういう風に仕事をしてゆきたいなあ～そう思ったらとっても幸せな気持ちになれました。何だか得したみたいです！！

　皆さんにも、お手本にできるような人がいらっしゃいますか？いたらそれだけでもう幸せですね^^