設楽ダムより緑のダム 新しい政府で世直し 市民は心ひとつに頑張りましょう

憲法前文 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ

2015年の関東・東北豪雨 鬼怒川の浸水被害訴訟 2審の東京高裁も国に賠償命じる | NHK | 茨城県

2025-02-28 18:17:46 | 未分類

2015年の関東・東北豪雨 鬼怒川の浸水被害訴訟 2審の東京高裁も国に賠償命じる | NHK | 茨城県

2025年2月26日 16時38分

 

10年前の2015年「関東・東北豪雨」で鬼怒川が氾濫し、大規模な浸水被害にあった茨城県常総市の住民などが、国の河川管理が不適切だったと訴えた裁判で、2審の東京高等裁判所は1審に続いて国の責任を認め、賠償を命じました

2015年の「関東・東北豪雨」では常総市で鬼怒川の堤防が決壊し、災害関連死を含めて茨城県内で16人が死亡したほか、住宅およそ1万棟が水につかり、被害にあった住民や遺族など31人は、「国の河川管理が不適切だった」として、国に3億5800万円あまりの賠償を求めました。

1審の水戸地方裁判所は原告のうち9人にあわせて3900万円あまりを賠償するよう国に命じ、双方が控訴していました。

2審の東京高等裁判所の中村也寸志 裁判長は判決で、越水の被害が出た若宮戸地区について、「実態として堤防の役割を果たしていた砂丘が掘削され、安全性が備わらない状態となった。国は砂丘を維持し、保全する必要があったが、しなかった」と指摘し、1審に続いて国の責任を認めました。

一方で、慰謝料などを見直し、原告9人に1審よりも少ないあわせて2800万円あまりを賠償するよう国に命じました。

また、堤防が決壊した上三坂地区については、「優先して堤防を整備しなかったことが不合理とはいえない」とし、1審に続いて訴えを退けました。

原告団 共同代表「国の賠償額が減額 1審よりも厳しい判決」

判決が言い渡されたあと、東京高等裁判所の前で原告団は「勝訴」と書かれた紙を掲げました。

取材陣に対し、原告団の共同代表の片倉一美さんは「1審と同じく一部勝訴したものの、国の賠償額が減額されてしまいました。1審よりも厳しい判決です」と話しました。

原告団「気持ちとしては敗訴」上告する考え

判決後、原告団と弁護士が都内で会見を開き、原告団の共同代表の片倉一美さんは「『勝訴』の旗を出したが、私の気持ちとしては敗訴だ。上三坂地区の賠償が認められず、なぜこうしたことを司法が認めるのか」と述べ、上告する考えを示しました。

原告団弁護士「国の責任を認める判決は画期的」

また、只野靖弁護士は「昨今相次ぐ水害の被害の中で、国の責任を認める判決は画期的で、一石を投じるものになった。国は、上告せずに責任を認め、今後は、同様の多くの被害者に賠償する枠組みをつくってほしい」と話していました。

国交省関東地方整備局「国の主張が一部認められなかったと認識」

国土交通省関東地方整備局の岩崎福久局長は「国の主張が一部認められなかったと認識している。判決内容を慎重に精査し、関係機関と協議の上、適切に対処していく」というコメントを出しました。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国交省による鬼怒川改修計画... | トップ | 基本高水と八ッ場ダムについ... »

未分類」カテゴリの最新記事