せいさく思案虫

げんき?てんき?のーてんき!
半世紀超えの猫っぽい人の
の~んびり更新の覚書・日記・なんとなくブログ

『ノービットの冒険』パット マーフィー

2008年09月09日 | どくしょ
誰かさんのだけれどほったらかしの、本屋の紙カバーが付いたままの本の中にSFぽぃ表紙の本を発見!どうやら、トールキンの「ホビットの冒険」を下敷きに書かれたスペースオペラらしくて面白そうだかりゃ読んで見たにゃ。ファンタジー好きの割りに、実はトールキンは、間だ読んでなかったり、他の小説等で引用されてたのとか、どこかで紹介されてたのを読んだりで、多少は知ってたり~程度、だからかどうかはわからないけど、多少文章が御伽噺く感じたりはしたものの、特に違和感無く面白くかったにゃん。まぁ、スペースアドベンチャーって、ファンタジーアドベンチャーと近い感覚あるもんねぇ~(?)
この本を読んで、トールキンの「ホビットの冒険」も是非読見たくなったから、図書館に探しに行くつもり~♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ジャンパー』スティーブン・グールド

2008年04月17日 | どくしょ
この春の映画『ジャンパー』の原作らしいんだけど~、映画は大分違うらしいスティーブン・グールド著『ジャンパー』です。
ある日遠くに家出をしようとしてたのに危ない目に遭いそうになった時テレポートをして家の近所に戻ってしまい自分がテレポーターだと気づいた主人公は究極の自由を手に入れた筈だったのに・・・。
複雑な家庭・親の教育が全然で、社会常識みたいな部分に無知で、それゆえ犯罪を犯してしまったり、テレポート能力者ゆえの苦難を経験していき成長していく、SFと言うより思春期の男の子の成長物語ですね。
読んでて思わず「うわぁ!」と声を上げてしまう悲劇や、過激なシーンありで、あんまりアクション系は苦手な三毛なんだけど結構面白くて一気に読んじゃいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『夏への扉』ロバート・A・ハインライン

2008年04月04日 | どくしょ
ハインラインは、三毛の好きなSF作家の2番目くらいだったりするんだけど~。ハインラインの代表作と紹介されることの多い『夏への扉』は、何と未読だったんだよにゃ。なんとなくSFぽくないタイトルと、純文学ぽぃ冒頭だったりするからなんとなく後回し~みたいになってたんだけど、ハインラインの著書リスト見てて読んでないヤツで図書館にあるのを読んじゃおう!って借りてきたにゃ。
代表作に上げられるだけあって面白い。主人公が1970年と2000年をタイムトラベル(?)する話だけど~半世紀以上前に書かれた物なのに、現代開発されてるロボットやCADの出現を予測してるのは凄い!流石SF3巨頭の一人だと思う。
未来に行く手段と、過去に行く手段の違いも面白い。よくまぁこの組み合わせで・・・と感心した。
三毛のイメージのハインラインは、優しくて動物好き、話に出てくる主人公の飼い猫の描写は、飼ってる人にしかわからない猫の可愛さが出てて、ハインラインは凄い猫好きだったんだなぁ~。と思わせる。
なんとなく何もやる気が出ない時、寂しい時や、優しい気分になりたい時、にお勧めしたい本かも。得に猫好きさんにはお勧めかにゃぁ~。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ガーゴイルの誓い』ピアズ・アンソニー

2008年03月27日 | どくしょ
知る人ぞ知る駄洒落ファンタジー(?)、魔法の国ザンスシリーズ18巻『ガーゴイルの誓い』今回の主人公は、ガーゴイルのゲイリー・ガーで、旅のお伴には、女悪魔メトリアから分離したメンティア、前回若返ったトレント王の奥方のアイリスが若返って参加、ゾンビの頭と幽霊ミリーの息子のハイエイタスゴーレムのグランディとラプンツェルの娘のサプライズ。この5人でフィルターを求め狂気地帯に~!
最後まで読んだ感じでは、ガーゴイルより若返ったアイリスの方が主人公ぽい気がしたのよね、てのも~、ガーゴイルは長生きしてる割には、石で出来てるだけにお堅い退屈な性格のようで(謎)どちらかといえば面白くない登場人物なだけど、メンティアやアイリスが話を面白く盛り上げてってくれてる感じで、とくにアイリスの昔話は面白かったかも~。次の巻も楽しみですねぇ~。がんがれ翻訳さんw
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『イエスのビデオ』アンドレアス・エシュバッハ

2008年02月26日 | どくしょ
イスラエルの遺跡発掘に参加した学生(主人公)が、200年前の人骨と共に、SONY製ビデオカメラの説明書が見つかった!?と言う始まりで、
その人骨には、現代人としか思えない歯の治療や骨折治療の痕が!?この人骨は、過去にタイムとラベルした人物!?ならば、2000年前の映像を録画したビデオもあるのでは?2000年前・・・イエスが生きてた時代のビデオが実在するのか?
と、謎がさらに謎を呼び、主人公が、メディア王が、バチカンの極秘部隊が、ビデオを追い、さらにはイスラエル軍まで借り出されると冒険・危険はもちろん、宗教的な矛盾や否定もあったり。意外な展開のさらに意外な展開と、テンポ良く2転3転4転と転がるストーリー、登場人物のそれぞれの思惑、だましあいなど、ハラハラドキドキ読み応えのある作品でけっこー良い!てか~、ドイツ人のSF作家の本は初めて読んだのだけれども、この人の他の作品も読んでみたいと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ダイヤモンド・エイジ』ニール・スティーヴンスン

2008年01月31日 | どくしょ
ニール・スティーヴンスンって作家は知ら無いんだけど、とりあえずヒューゴー賞受賞作品で読んでないのを選んで借りてみたにょ。

主な舞台は、近未来のナノテク無くては~くらいナノテクが発達した頃、現在の国家単位は無くなって、人種・宗教・主義・趣味などを共有する者の集団(種族や部族)国家が世界を形成していて、世界中の人間が好き勝手に集団作って、違う思想の集団無視して好き勝手してるのが世界レベルで普通になった感じかなぁ・・・。(現代を超酷くした感じ)内容は、凄く濃いと思う、全体のストーリーも悪くは無いんだけど~・・・。
読み始め、プロローグが凄く長い感じがして、どこから本文なんだろう?とか、主人公が誰か中々わからない、一応、貧困層生まれの少女ネル見たいなんだけど~、最初の方から出てる技術者ハックワースの方が主人公かも?みたいな~。この二人の接点は、間接的には、ハックワースが依頼されて作ったインタラクティヴ・ソフトの初等読本を、娘用に不正コピーした帰りに不良少年達(ネルの兄仲間)に強盗されたものが、ネルに渡った。で、最後の方に少しだけネットの仮想世界の中で会話したていど。
年齢も、種族も、何もかも違うネルとハックワースが、別々に成長して行くんだけど、2冊の本を同時に読んでる感じなのと~、やたら状況描写が装飾過多ぽくて駄文が多い気が・・・そのせいか、読んでて情景が思い浮かぶってのが少なくて、可也読み辛かった。でも、最後まで読んだじょ~!
最初の方、ダラダラで、真ん中盛り上がって面白くなってきたかも~、最後・・・えっ?ページ数足りなくなって急いで終わらせたか?と思うような不完全燃焼で終わったってくれました(苦笑)
なんつ~か・・・文章が・・・組み立てが・・・もうちょっと・・・ と思った作品でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ホミニッド』『ヒューマン』『ハイブリッド』ロバート・J・ソウヤー

2007年11月06日 | どくしょ
ネアンデルタール・パララックスシリーズ3部作『ホミニッド―原人―』『 ヒューマン―人類―』『ハイブリッド―新種―』
1冊目『ホミニッド –原人–』は、2003年のヒューゴー賞受賞作品。
ホモ・サピエンスではなくて、ホモ・ネアンデルターレンシスが進化したパラレルワールドから、量子コンピュータの実験での事故でネアンデルタール人の物理学者が転送されてきてしまいホモ・サピエンスと遭遇・冒険・帰還。(あらら帰っちゃってめでたし?)
2冊目『 ヒューマン―人類―』は、帰還したネアンデルタール人が、再度転送に挑戦し、双方世界の交流を始めるが文化や思想・倫理観の違い中々前進しない・・・。(なるほどそう来るかぁ!w)
3冊目『ハイブリッド―新種―』は、解決策は、やっぱり愛?(う~ん、おもっきり恋愛小説になってきてるしw)
みたいな感じでぇ~。全体通して、面白く読めました。ネタとしては、あれもこれも、よくありそうな感じなんだけど、組み立て方が良くて読みやすく、少し先が予想出来ちゃうんだけど、目が離せず一気に読んでしまいたくなる魅力があるように思う。でもって、宗教に対する疑問なんかも書かれてたりする部分も考えさせられるとこも含め面白く書かれている。
よく見かけてて気になっていたロバート・J・ソウヤーなんだけど、読んだのは初めてでぇ~、三毛は、気に入ったから、この人の他の本も図書館や古本屋で見かけたら読んでみるにゃん☆


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ファウンデーションと混沌』(上・下)グレッグ・ベア

2007年02月24日 | どくしょ
[新・銀河帝国興亡史]のグレッグ・ベアによる第2部『ファウンデーションと混沌』です。
前回読んだ第1部の『ファウンデーションの危機』よりも、ファウンデーションシリーズのイメージにピッタリあってて、思わず、『銀河帝国の興亡=ファウンデーション』を、もう一度読み返そうと思ってしまったぁ。
歴史心理学で予測された帝国の崩壊は、反逆罪に値すると訴えられ裁判に掛けられるセルダン!歴史心理学では予測不能な程の強い精神感応を持つ突然変異のミュールを思わせる人物の登場で、セルダンのファウンデーション計画は続行できるのであろうか!?
もちろん『銀河帝国の興亡=ファウンデーション』が先にあるから、計画が壊れる筈もないのだけど、ハラハラしながら最後まで読みきったぁ。
それと、本書でのもう一つの読みどころは、ジスカルド派(ダニールの仲間)対キャルヴィン派の争い!三毛の大好きなダニールが、また一つ人に近い感情を持つように・・・。やっぱダニール良いにゃぁ~☆
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ファウンデーションの危機』(上・下)グレゴリイ・ベンフォード

2007年01月24日 | どくしょ
巨匠アシモフの遺作[銀河帝国興亡史]シリーズの世界観を書き継いでみないかと、アシモフの遺族らの申し出で、グレゴリイ・ベンフォード、グレック・ベア、デイヴットの3人が[新・銀河帝国興亡史]3部作を書き上げた!
この『ファウンデーションの危機』(上・下)は、グレゴリイ・ベンフォードによる第1部です。

前々から、気にはなっていた[新・銀河帝国興亡史]だけど、アシモフの[銀河帝国興亡史]シリーズは、超お気に入りのシリーズで、その世界観が崩れるのが怖くて別の作家が書いた[新・銀河帝国興亡史]は、読むのを躊躇っていたんだけども、今年になって図書館で見かけて、読んでみようと借りてきた。
この第1部は、心理歴史学の完成急ぐハリ・セルダンが、首相デマーセルの辞任後、皇帝がハリ・セルダンを時期首相に指名したことから始まった話が書かれている、確かに、キャラクターも舞台も[銀河帝国興亡史]なんだけど、やはり、アシモフとは、全く違った雰囲気があって、人間臭さがベッタリ・・・今一回りくどい文も多くて、アシモフの無駄が無く明快な展開の文章と比べたら、やたら読むのに時間がかかってしまった。
でも、コンピューター内に過去に実在した模造人格が切っ掛けになって帝国の危機が・・・と言う発想は、面白かった。(この模造人格がベタベタすぎる感じもしたんだけどねw)
まぁ、[新・銀河帝国興亡史]は、[銀河帝国興亡史]と違う物だと思って2部に読み進もうと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『夜来る(長編)』アイザック・アシモフ&ロバート・シルヴァーバーグ

2006年12月17日 | どくしょ
アシモフの出世作の短編「夜来たる」を、シルヴァーバーグが長編化したもの。
ラルフ・ワルド・エマーソンの詩の一節「もし星々が千年に一夜のみ輝くなら、人々はいかにして神の都の存在を信じ、後世に語り継ぐ事が出来ようか」を、モチーフにして書かれた作品で、銀河の中心近くの惑星は太陽が複数ありそのために、夜が千年に1度しかこない、その千年に一度の夜の訪れの度に文明は崩壊する。と言うお話。
昔短編集を読んだ時は、すごくインパクトを感じた作品だった、最初の数ページを読むと結末は簡単に予想されてしまうんだけど、最後までハラハラしながら読んでしまえる作品で、それの長編化と言うので期待していたのだけど・・・
一部・二部は、短編をそのまま文字数を増やした感じで、ここまで読んだ感じでは、わざわざ長編化しなくても無駄の無い切れ味の良い短編もままで良いのに・・・。
三部は、シルヴァーバーグのオリジナルで追加された部分、まぁまぁシルヴァーバーグはアシモフの文章をよく知ってるかも・・・だけど~、あのロマンスの展開は、アシモフらしくにゃぁいw
と言う訳でぇ~。やっぱアシモフのオリジナルで完成された短編の「夜来たる」の方が、アシモフファンにとっては面白かったりすりゅ。
しかし~。短編を読んでない人が、「夜来る(長編)」を読むのは、問題なくお勧めできる作品だとおもうにゃぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする