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【カラー】思っていた色と違う…◆ハンドメイド販売で起こるかもしれない?色に関するクレーム【カラーコーディネーターみうらの視点】

2019年06月01日 | カラーコーディネーター

あなたの日常生活に寄り添う「色」の魅力を伝えたい♡゚・*

 

 

三浦くん『カラーナビゲーターの三浦です。みうらの視点に遊びに来てくれてありがとう!嬉しいよ^^ 今日は色の面積効果について話をするよ。カラーコーディネーターのゆうさんが、 この面積効果を使って物語を作ってくれたんだ。主人公はようちゃんだよ。楽しんでいってね^^』

 

 

 

 

こんばんは。1級カラーコーディネーターのみうらです(^-^)

 

自身の色彩の勉強の一環として「カラーコーディネーターみうらの視点」と題して 月に1度を目安に色をメインに話をしています。

今日は、思っていた色と違う…◆ハンドメイド販売で起こるかもしれない?色に関するクレームというお話をしてみたいと思います。

今回はちょっと大げさなタイトルをつけちゃいました。気になって思わず見てしまった方、ごめんなさい。

ご縁があったということで、最後まで読んでいただけたら嬉しいです(*^-^*)

 

 

色には、さまざまな視覚効果があります。

例えば「残像」

ある色をじっと見つめた後、白い紙などに目を移すとその色と反対の色が見える現象のことです(補色残像)

また、2色以上の色が影響しあうことで色の見え方が変化し本来の色とは違った色に見えたりします(色対比、同化効果)

今日取り上げる「面積効果」も私たちの目で見た時、色の見え方に影響をおよぼすものです。

この面積効果をハンドメイドにつなげたらこんなことが起こりえるのではないかと想像したことを物語にしてみました。

 

 

インターネットで買い物する場合に良く起こるのが、商品の「イメージが違う」こと。

色合いも実際の商品を見てみたら自分がイメージしていた色と違ったということは良くあると思います。

私は洋服を買う時は通販を良く利用するのですが、カラーコーディネーターの私でも色で失敗することがあります。

日々、ハンドメイドを楽しんでいる私。販売の経験はないのですが、もし販売をしていたら時にはお客様から 「イメージしていた色と違う」と返品されたりするのかな?。。。と想像したりします。

 

 

今日の物語の主人公ようちゃんもバッグや小物を手作りするのが大好き。

ネットショップでハンドメイド販売を始めて2年目。リピーターもつき始め軌道に乗ってきました。

 

 

ようちゃん「うちの人気商品は物がたくさん入る大きめの帆布バッグ。内ポケットがたくさんついていて便利なのー☆」

 

ある日、お客様からこんな要望がありました。

 

 

お客様『実際の色を見て購入するか決めたいので、生地の色見本を送っていただけないでしょうか?』

 

 

ようちゃん『実際に色を確認してもらったほうがお客様に納得して購入してもらえるからいいよね!』

ようちゃんは快く引き受け生地の色見本を送りました。

数日後、この色で良いということで人気商品でもある帆布のトートバッグを注文していただきました。

ところが、商品を送るとお客様から

 

お客様『思っていた色と違うので返品させてほしい』 と言われたのです。

 

ようちゃんは、実際に色を確認してもらいOKしてくれたのになぜ返品になってしまったのかわかりません。 そこで理由を聞いてみることにしました。

 

お客様『もっと落ち着いた色だと思った。私には派手で持てない、ごめんなさい・・・』

 

ようちゃん『最初はこの色でいいって言ったのにぃ(泣)どうして、こんなことになっちゃったのー???』

 

 

実際に生地の色見本を見てもらったのに、なぜ、このようなことが起こったのでしょうか?

実はここに面積効果が関係しているのです。

 

 

 

 

三浦くん『面積効果とは、同じ色でも面積が変わるとその見え方や色が変化するという現象のことなんだ。 明るい色は面積が大きくなると鮮やかに、暗い色はより暗く感じられるんだ。』

 

 

 

 

ようちゃんがお客様に送ったのは小さな生地の色見本でした。

購入したのは大きめのトートバッグ、 お客様には生地の色見本で見た時よりも明るく感じられ派手に見えてしまったようです。

特に、壁紙や部屋のカーテンなど大面積の場合は小さな色見本で見た時よりも派手な色に見えたりするので注意が必要です。

ハンドメイド商品の場合、アクセサリーやポーチ・ペンケースなどの小物は色の面積が小さいので影響はないですが、

洋服・バッグあたりは面積が大きくなるので、多少、色の見え方に気を配ったほうが良いかもしれません。

お客様に生地の色見本を見てもらう場合は、可能であれば、できるだけ大きいものを用意すると良いと思います。

 

 

また、ハンドメイドをされる方は生地サンプルを見て生地を購入される方も多いかと思います。

生地サンプルはサイズが小さいものが多いと思うので、面積効果を意識した色の選び方も1つの方法として良いと思います。

 

 

私も合皮や帆布を購入するときは生地サンプルを見て決めています。

実際に私が持っている合皮の生地サンプルは1色が1.5cm×2cmでかなり小さいので、

私の場合は、若干、色の見え方が変わるかもしれないことを想定して色を選ぶようにしています。

 

 

 

 

【面積効果】同じ色でも面積が変わるとその見え方や色が変化する

 

 

 

 

色は、さまざまな条件によって見え方が変わります。

色の視覚効果を知っておくことで、 ハンドメイド販売での色に関するクレームの対処がスムーズにいくこともあるかもしれません。

私は趣味でハンドメイドを楽しむ程度で販売の経験がありませんので、販売をされている方の大変さや苦労は 想像はできても実感として感じることができません。。。

ハンドメイド販売を始めても上手くいかず辞めていく方も多い中、頑張って長く続けていらっしゃる方を尊敬しています。

今回の色のはなしが、あなたのモノ作りの手助けになれば嬉しいです(*^-^*)

 

 

 

 

 

【カラーコーディネーターみうらの視点】思っていた色と違う…◆ハンドメイド販売で起こるかもしれない?色に関するクレームでした。

最後までお読みいただきありがとうございました!

カラーコーディネーターのみうらゆうでした(*^-^*)

 

 

 

 

 

三浦くん『今日のみうらの視点はどうだったかな?ハンドメイド販売をがんばっている君の役に立てたら嬉しいなぁ。 製作に夢中になって無理して体調を崩さないようね。疲れたら休むんだよ^^』