milky4465です、
ジュリー見〜つけた
映画『土を喰らう十二カ月』のメガホンを
握った中江監督は、京都市生まれの62歳。
琉球大学入学後から、ずっと沖縄住まい。
ですから、この日も、舞台挨拶のために、
わざわざ上京なさったとのこと。
いつもは沖縄に隠れているから、出できた
時には、僕を捕まえようと待ってる人たち
がたくさんいるんですよ〜 って(笑)。
では、・・・前回の続きです。
真知子と亡き先妻との関係
ツトムの入院中、漬物には手を入れたけ
れど、仏壇には触れない真知子。それは、
ライバルだから。
亡くなっているとは言え、編集者として
尊敬する先輩の夫と仲良くなっているの
で、仏壇には近づかないだろう。そこが、
真知子の弱いところでもあり、誠意とも
思いたい。
脚本執筆中、自分は、厳しいもの(亡くな
った人との三角関係)を書こうとしてい
るんだなと思った って。
J様は練習熱心
お経(般若心経)は.覚えてもらうよう
練習をお願いした。
万年筆も事前に渡して、
「この万年筆に、手を慣らして下さい」
と、話をした って。
万年筆で執筆活動中
ツトムのモデル像
自分の育ての親であるオフィスシロウズ
の名プロデューサー・故佐々木史朗さん
の家へ伺った時に.奥様の大きな遺影が
あって驚いた。
「骨壷もあるよ。見るか?」
「いやいや、結構です・・・」
それが、ツトムの一つのモデルになった。
その他、いろんな方がモデルになって
いるが、最後に、沢田さんが自分の方に
ツトムを引き寄せていったという感じ。
本日の上映案内
切なくて寂しい気持ちに
毎日映画コンクール「男優主演賞」受賞
の写真を見た時、切なくなった。
映画を撮っている時の沢田さんは、いつ
もツトムだったのに。あの写真を見た時、
もう映画の中にしか、ツトムはいない。
ツトムは、消えたんだ。沢田研二さんだ。
ジュリーだ。
切なくて寂しい気持ちになった って。
脚本を執筆する時、ツトムのイメージを
膨らませていく時、キャスティングする時、
山ほど撮った映像の中から、厳選して1本
の作品に仕上げていく時、等々の監督の
思いや願い、喜びや苦悩が伝わってくる
実に良いお話でした。
今度、映画『土を喰らう十二カ月』を鑑賞
する時には、今まで見えなかった部分が、
私にも見えるかもしれません。
J友さん、貴重なお話を聞かせていただき、
ありがとうございました。
ジュリー〜〜〜っ