おーちゃんの楽しいブログタイム♪

おーちゃんの写真日記。

94才

2009-11-16 22:45:09 | ねこ
そろそろお米がなくなりそうなので。いただいてた玄米を精米に行きました。
駐車場の中に置かれた自動精米所まで車で行きました。
ゴトゴトと機械が動いてる小屋から出てぼ~っとしてましたら、おじいさんが近づいて来まして、
「文房具やさんあるかなぁ」と聞きます。
あらぁ、ちょっとないですよ。このあたりお店ないですよね~。駅の近くまで行かないとね、
と返事をしました。う~ん、そうか、また出直そうとか言って、ちょっと休むかと小屋の前の
ベンチに腰をおろしました。そして「94だよ」と言いましたので、あらぁとびっくりしました。
筑波の近くの町にお住まいで、今日は孫のところに来てるんだと言います。
戦争に行ったよ、ミッドウエー、シンガポール、アーストラリアにも行ったよ。
戦争に行ったのですか。ご無事でと言いますと15才で志願したんだと笑ってお返事です。
思えば私は戦争に行ったひとのお話を実際に聞いたのは初めてのような気がします。

と、ここまで書いて今、あっと思い出しました。もう何年も前のことですが、地下鉄の中で
何かがきっかけで隣の席のおじさんと話をはじめたんです。そのおじさんは大陸に渡っていて戦後
引き揚げて来た時には焼け野原で、身内は誰もいなくなっていたと、ぼつぼつと話します。
下りる駅に着いた時にじゃと言って下りて行かれたんです。その時のおじさんの顔が
あまりに静かな笑顔だったので、去った後、涙がつ~んと出てきて、あわてて拭きました。
今日のおじいさんはお孫さんのとこと息子さんのとこと行く楽しみを持ってて幸せな老後を
過ごされているのでしょう。
地下鉄のおじさんの、引き揚げた後の人生をお聞きする間もなかったのですが、その後
家族に恵まれていますようにと思わずにはいられません。
このおじさんのことは時々ふっと思いだします。それほど強烈だったのかも知れません。
もしかしたら、すでにこのブログで書いてるかも。それは忘れました。

94才のおじいさんはほんの数分でしたが休み終わると、じゃと言って去って行きました。
ここ歩道がないから気をつけてと背中に向かって声をかけましたが、心配いらんて感じで
さっさと歩いてました。


  久しぶりにクーちゃん載せます。


ライオンみたいなクーちゃんです。







こちらは子猫みたい







   普通です。