2023年8月5日、久々に東京に行く事になりました。
特に大きな目的があった訳ではなく、たまたま連休が取れたので都内をのんびり散策する事にしました。
今回は翌8月6日に予定されている神奈川県厚木市のイベント『厚木鮎まつり』のステージで演奏するウクレレ(Kamaka HF-2)持参したのでウクレレ関係の店舗を訪れてみる事になりました。
最初は楽器の聖地・御茶ノ水にある大手楽器店ウクレレコーナーを覗いた後、地下鉄銀座線・稲荷町駅近くにある国内随一のウクレレ専門店『キワヤ商会』にお邪魔しました。
近年ウクレレブームもあり全国的にウクレレショップがオープンしていますが、キワヤ商会は1919年創業の何と日本最古のウクレレショップだそうです。
『キワヤ商会』と聞けばウクレレに詳しくない私でも国産ウクレレの代表ブランド・フェイマスウクレレの代理店だと言う事位は知ってました。
店は地下鉄銀座線・稲荷町駅から少し離れた場所にあり、御茶ノ水界隈の店と比べれば小ぢんまりしていて昔から地域と共存しながら店を存続させていますと感じの雰囲気です。
ドアを開けると女性スタッフが丁寧に対応して頂き、1階〜4階まである建物のうち店舗となっている1階と2階を案内してくれました。
スタッフの対応は良いのは当然だとして、おそらく全国からウクレレ信者が訪れる総本山的なイメージがあるので一見さんのお客様の対応は慣れているのでしょう。
写真の方は YouTubeウクレレ試奏動画で有名な宮谷翔也店長です。
価格表示に敏感な大手楽器店とは違い、この店では許可を求めれば店内ウクレレやスタッフとの撮影も可能だけでなく、むしろキワヤオリジナルモデルはSNSを通じて宣伝して欲しいとの姿勢に驚かされました。
とは言え、ウクレレの詳細説明は誤解も生じてしまうのでウクレレコーナー全体の商品をざっくり撮影しただけにしました。興味ある方は実際に足を運んでみて下さい。
キワヤ商会のウクレレやグッズ等の商品の特徴として、販売価格だけみれば都内大手楽器店やネット通販と競争せず定価販売ながらも一定の支持を得ているのは長年ウクレレに関わって来た知識と技術力、加えてお客様と業者との信頼なのでしょう。
例えば同じブランドのウクレレでも店独自のカスタム (ペグ交換、PUの搭載、熟練リペアマンによるセットアップ等)と価格以上の付加価値を付けたりオリジナルウクレレ (フェイマス・ルナ) やケース、便利グッズを企画・販売する事は手間とコストが掛かるだけでなくネット通販では良さ分かりづらく実際に足を運んで実物を見れば始めて良さが分かる事だと思います。
ついでに持参したカマカHF-2の点検も受けました。
専門リペアマンが弦高からオクターブチューニング、ナットやボディやネックの状態まで細かくチェック。
結果、調整を加える箇所は無いだけてなく、きっちり調整されていたのにリペアさんも高評価みたいで「何処のお店で調整されましたか？」と言ってました。凄いぞダルマ！（笑）
せっかく来店したのに手ぶらで帰るのも悪かったんで雑誌や小物を購入したのですが、ケースとかカスタム仕様のウクレレとか知っていれば購入したかったなというのが本音でした。
地方楽器店のウクレレコーナーや大手量販の楽器店とは魅力の違うキワヤ商会さんは本当にウクレレ好きにお勧め出来るお店です。
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