ひとりでは祝えぬものと知りながら二十五年目に蝋燭ともす
温かな如月の雨亡き人の寝息聞こえて不意に目覚める
四十年経ってはじめて気付くことタイムボカンは母艦ということ
撫でる手を耳をたたんで待つ猫の後ろ頭は日向の匂い
こんな日も増えるのだろう末っ子の腰の高さの青い旅行鞄(トランク)
「好き放題やっててごめん」ケイタイに東京の冬の終りが届く
温かな如月の雨亡き人の寝息聞こえて不意に目覚める
四十年経ってはじめて気付くことタイムボカンは母艦ということ
撫でる手を耳をたたんで待つ猫の後ろ頭は日向の匂い
こんな日も増えるのだろう末っ子の腰の高さの青い旅行鞄(トランク)
「好き放題やっててごめん」ケイタイに東京の冬の終りが届く