わたくしを待たずに咲いた桃の花 弥生の雨に蕊まで濡れて/谷口美生
塔の三月号の百葉集に前述の詠草から一首選ばれていました
腹のうちに黒い皮膜を持つ魚(うお)は食うたひかりを洩らさぬという
たまたまTwitterで目にした深海魚の話を
ちょっとこわい昔話風に詠みました
あと、これは選からもれたのですが、提出した自分の記録として一首記しておきます
知らぬだろうViolet Chachkiの細腰を 歌に下品と評する人は
Violet Chachkiを詠んだ最初の一首だったらいいなぁ、なんて
ちょっと腹立ち紛れに詠んだので不出来なのがVioletに申し訳なかったけど
また詠みたい
腹のうちに黒い皮膜を持つ魚(うお)は食うたひかりを洩らさぬという
たまたまTwitterで目にした深海魚の話を
ちょっとこわい昔話風に詠みました
あと、これは選からもれたのですが、提出した自分の記録として一首記しておきます
知らぬだろうViolet Chachkiの細腰を 歌に下品と評する人は
Violet Chachkiを詠んだ最初の一首だったらいいなぁ、なんて
ちょっと腹立ち紛れに詠んだので不出来なのがVioletに申し訳なかったけど
また詠みたい
行きます、と駆けつけてくれるひとのいてひとり暮らしも悪くはないな
もしかして餌付けしようとしてますか ふわふわのつくね食みつつきみは
歌集(ほん)届く吾を覚えていてくれてありがとう白き表紙を撫でる
組み立て式アイアンフェンス並べゆく空刺す黒き百合の紋章
隣人の開け放された窓が嫌 重いフェンスを支柱に結わえる
腹のうちに黒い皮膜をもつ魚(うお)は食うたひかりを洩らさぬという
梶原さい子選歌欄
もしかして餌付けしようとしてますか ふわふわのつくね食みつつきみは
歌集(ほん)届く吾を覚えていてくれてありがとう白き表紙を撫でる
組み立て式アイアンフェンス並べゆく空刺す黒き百合の紋章
隣人の開け放された窓が嫌 重いフェンスを支柱に結わえる
腹のうちに黒い皮膜をもつ魚(うお)は食うたひかりを洩らさぬという
梶原さい子選歌欄