偽りの診断に人生を奪われて15年

精神科医の偽診を晴らす事とそれにより派生した問題を解決する事がライフワーク

退院直後の正月、幻のおせち料理〜食い物の恨みは怖い

2025-01-03 14:07:13 | 🟪 弟の(元)嫁と弟
私が長期入院から解放されたのは2014年11月。もう十分に寒い頃だった。

そして2015年の正月を迎えるに当たって父から実家に呼ばれていた。毎年父は妹の嫁ぎ先からおせち重を頂いていた。(旦那さんの会社は正月はおせち料理も作っていた。)

6年間以上も入院食を食べてきた私にとっては超嬉しい楽しみにしていた正月だった。
そして元旦当日、朝10時頃バス停でバスを待っていると携帯に父から電話があり、弟が兄が来るのなら俺は行かないと言っているのでお前は遠慮してくれと無情な依頼をされた。

ショックで落胆したものの、また明日2日か3日に行けばいいと気を取り直したが、弟の私への拒否感は相当なものだと改めて思ったものだった。(年賀状を出していたが返事も来なかった。)

そして下画像にあるように3日、行くつもりで電話をすると、弟に残った料理は全部持ち帰らせたので何も残っていないと言われ、大ショックと共に断念したものだった。





弟は私も来る予定だったことを知っていながら、辞退した私に残しておこうとは思わなかったものか、また父もそう思わなかったものかと何れにしても無念な思いだった。

ノートには「〇〇のせいで」と書いており弟の希望で全部持ち帰ったと思っていた。

当時父は母の処遇 (自宅か施設か引き取り先) に困っており、最も落ち込んでいた時期だった。頼りになるのは弟だけと考えて、父の方から全部持って帰れと言ったのかも知れないとかなり後で思い直したが、どういうやり取りでそうなったのか未だに分からない。

この件で退院時、(特例や条件を付けながらも)部屋を借りる保証人になってくれた弟への感謝の念は消え失せた。

私が現在住んでいるコーポ福留の部屋は条件が悪く、今回の業者が「他の推薦物件」を引き立てるために最初に見せる「まわし物件」であることは一目で分かっていた。しかし1分1秒でも早く退院したかった私は短期間での転居を念頭に即決した。

精神科専門の業者に依頼すれば保証人不要の物件もいろいろ選べただった。当時はそういった物件でも構わないと思っていたのだが、B先生に「保証人不要の物件は隣人などの環境が悪いことが多いので避けた方が良い」とアドバイスされたため、私はこの普通の業者を選んだのだが、その結果がこの部屋だったのである。

私の即決に驚いた業者だったが、嫌がる弟の家を何度も訪問し、特例や条件を盛り込んだ契約書を作成し、何とか契約にこぎつけてくれたのだった。

それから2年後、無保証人で改めて契約し直した時の喜びはひとしおだったことは言うまでもない。

正月に身の上話を書いてしまったのは、おせち料理の件をどうしても正月に書いておきたかったからだが、ついでに長期入院から退院時に弟が保証人になった経緯も重要だったので書く機会に恵まれて良かった。


(追)あれから10年、普通に「おせち料理」と言えるようなものは勿論食べたことはなく、これからもT里病院元院長が償わない限り一生食べることはなく、あの日が最後の機会だったとなるかも知れない。
(買って一人で食べられないことはないのだろうが縁起物だしそこまでしたくはない。)


2018年元旦、10年間で一回だけこういうおせち気分なら味わった
宅配予約おせち料理(1700円)


自作雑煮

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