私は退院後ずっとひとりぼっちで暮らしていたので、誰彼かと話し始めると長話をしてしまう事が多々あった。
生活保護課のケースワーカーの方に対しても訪問時であれ電話であれ、長々と話してしまい何度迷惑をかけたことだろうか。
ほとんど話し相手がいないのでたまに話す相手がいると止まらなくなる。途中で気付かないのだ。我を忘れて夢中になるとはこういった事なのだろう。
途中で遮ってくれないケースが大半で相手がじっと我慢して聞いてくれていることに気づかない。終わったら我に帰り、それに気づいて自己嫌悪に陥ってしまうことが度々あった。
ここ数年はほぼ相手がいなくなりそんなこともあまりなくなった。
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「朱に交われば赤くなる」という諺通り、6年以上も精神病院に閉じ込めらて退院後に少しおかしくなっていても当然である。それを一々統合失調症と結びつけられるのだからたまったものではない。
高齢者入りしてからは包括センターの若い女性職員達にも嫌がられるような長電話を何回もしてしまって、この人おかしいのではと思われていたはずだ。
そんな私が介護認定申請を頼んできたので、以前入院していた病院で病気を確認しようとした所長の行為は責められない。
部下の女性職員に対する過去のダラダラ長電話、セクハラ電話等を伝えた上で精神科医の意見を聞くには、病院とも元院長とも繋がりのある介護職女性を先ずT病院に行かせて聞いてもらうのが一番ハードルが低かったのだろう。
しかし所長は私がT里病院と争っているのは知っているのに、本来聞くべき最後の病院であるS病院ではなくT里病院に先に聞いて、その結果をS病院担当医に持って行ったのはまずかった。