7月14日
この日は富良野だ。
富良野と言えば、倉本聰ワールドとラベンダーである。
先ずは『風のガーデン』から。
ドラマのセットが、新富良野プリンスホテルの敷地内に今も残っているという。
受付からは、ゴルフ場跡地らしい広大な芝地を、20分ほど歩いて行く。
そんなに歩くのは・・・という方には、ちゃんとシャトルバスも用意されているので、ご心配なく。
見えてきた。
イングリッシュガーデンつうの?
草花を自然のままの雰囲気で寄せ植えしている庭である。
確か主人公の中井貴一が寝泊まりしていたのは、フルサイズのキャンピングカーだったような記憶がある。
そんな興味から、たまに見ていた程度なので、ほとんど覚えていないが。
ドラマの為に、このセットを建てた後、新築臭さをを消すため、一年寝かせて撮影に入ったとの事。
園内にはバラ園もある。
前を歩いていた若いカップル、
「わ!今、(花弁が)パカって開いた。」(彼氏)
「えー、ウソー。そんな訳ないじゃん。」(彼女)
「いや本当だって。この花、この花。パカって。」
「キャハハハ。おかしいって。」
彼女に信じて貰えず、しばらく押し問答が続く。
終いには、後ろでニタニタしている私の方を見て、
「ほ、ほんとに開いたんですよ。見間違いじゃありません。」
「分かった。俺は信じるよ。今、パカって開いたような恰好だもんな。」
「あざっす!」
誠に他愛ない。
ニンクルテラス。
森の中に、小さな売店がいくつも立ち並んでいる。
後で知ったが、
ドラマ『北の国から』で、雪子叔母さん(竹下景子)が働いていたのは、
この中の店の一つ、『森のろうそく屋』という、今でも実際に営業している店なんだとか。
でた。
チャイニーズダウンジャケット。
この真夏にご苦労なこった。
熱中症にならんように気を付けてくれたまえ。
珈琲 森の時計
『優しい時間』の舞台らしい。
まったく見ていないので、思い出しようもないが。
場所移動。
『北の国から』で、主人公の黒板五郎が作った家が、3ヶ所で保存されているらしい。
先ずは『拾ってきた家』から。
捨てられた廃材から作られた家々である。
いきなり、バスと木材とのハイブリット家屋だ。
こちらも寄せ集め感が半端ない。
雪子叔母さんが住んでいた部屋。
茶碗などの小道具も、そのままに残してある。
何番目かは覚えていないが、こちらは五郎の家。
場所を移動する。
五郎の丸太小屋。
え?待てよ。
これって、純が子供の時に失火させて、全焼したんじゃなかったけ。
なんと、
あの火災のシーンの為だけに、同じセットをもう一つ作っていたのだそうだ。
びっくりである。
ヒャー!!
五郎の3番目の家。
屋根に取り付けられた風力発電のプロペラは、中華鍋である。
またまた場所を移動。
こちらは五郎の石の家。
ドラマの最終段階で登場してきた家だったかな。
ここで、宮沢りえの入浴シーンってあったような。
五郎が宮沢りえの為にお風呂を沸かしてあげて・・・
一番最初の家。
電気もガスも水道も無い環境に、幼い純と蛍が思いっきり引いていたのを思い出した。
極太の麺が、汁の中に沈んでいた。
食感は蕎麦かきとしか言いようは無い。
歯にくっついて絡みつく麺を始めて食った。
さて、前述したように、富良野と言えばラベンダーである。
なかでもファーム富田が有名らしい。
では、これから向かうとするか。
ところがだ。
ファーム富田に使づくと、四方八方渋滞である。
その全部の車が駐車場待ちなのだ。
30分は我慢して並んだ。
31分後。
「くそったれ!!止めた止めた。温泉に行こっと。」
癇癪を起してUターンである。
ついに、富良野まで来て、一軒のラベンダー園すら訪れない事に。
フラヌイ温泉 600円
ほぼ芋洗い状態である。
宿泊は道の駅びえい丘のくらw
狭い駐車スペース全てが、車中泊で埋め尽くされる。
走行距離180km 累積走行距離826km