青空に誘われる山の旅

宮城県々南の田舎町から、天気の良い日に日帰りで登った山の記録を中心に綴っています。

庚申山

2016-05-30 21:56:07 | 山歩き

日  時 :2016年5月28日(土曜日) 高曇り 時々晴れ

場  所 :庚申山(1892M)こうしんざん 栃木県日光市足尾町銀山平ぎんざんだいら

パーティ :単独行

庚 申 山  :栃木県足尾町の北西部にそびえる標高1892mの山で、全体が奇岩、怪岩に覆われる神秘的な山として人気。山頂はコメツガの樹林帯に囲まれるが、鋸岳方面に5分ほど歩くと展望地が有る。

 

コースとタイム(山行形態:駐車場からのピストン)

      銀山平駐車場(7:30)→ 天狗ノ投石てんぐのなげいし(8:00) → 一ノ鳥居(8:10)→ 庚申七滝(8:15)→ 鏡岩かがみいわ(8:45)→ 猿田彦さるたひこ神社跡(9:10~9:15)→ お山めぐりコース → 庚申山(11:20~12:00 展望地 ランチタイム )→ 庚申山荘分岐(12:20)→ 庚申山荘(12:50~13:00)→ 猿田彦神社跡(13:05)→ 一ノ鳥居(13:45)→ 銀山平駐車場(14:35)

当日の庚申山案内図(赤破線が辿った道)  活動時間 7:10 活動距離:15.83㌔ 高低差:1073㍍

 

 

 

かじか荘の奥にある庚申山・皇海山すかいさん登山口の銀山平駐車場

庚申川に沿って4キロの林道歩きが続く

一ノ鳥居からがいよいよ入山開始

案内標識に従い庚申七滝に立寄る(下へ流れる滝の様子)

猟師と猿の伝説(孝子こうし別れの場のいい伝え)が残る鏡岩かがみいわ

お山巡りのみち標識の立つ庚申山山荘との分岐点 猿田彦神社跡前

急登の先の快適な尾根歩き(コース中唯一歩き易い)

シロヤシオとまだ残っていたトウゴクミツバツツジ(ピンク色)

奇岩怪石のスリルあるコース スタート地点

緊張溢れる岩場も お目当てのユキワリソウに癒される

変化に富む急激なアップダウン

岩場の縁に沿って続く登山道

チェーン手摺りが設置された馬の背

振返って見た 庚申山の荒々しい岩肌が創り出す自然の造形

下に降りる梯子の設置された鬼のひげすり

どのようにして出来たのか不思議な めがね岩

微かに見えた富士山  (富士が見えるとは思っていなかったのでラッキー)

樹林帯に囲まれ展望の無い庚申山山頂

山頂の直ぐ先に有る登山者で賑わう展望地  

目の前に見える鋸山のこぎりやま1998㍍(左手)と皇海山すかいさん2143.6㍍(右手)

展望地より望む関東最高峰日光白根山にっこうしらねさん2578㍍(中央)

展望地よりズームアップで望む残雪の残る至仏山しぶつさん2228㍍

庚申山荘とお山めぐり分岐点まで下りて来ました

下山も岩場のスリルあるコースは続く

花が咲き始めたクリンソウロード

この日お泊りの登山者で賑わう庚申山荘

 

 

◆この日お目当てのユキワリソウ(庚申山ではコウシンコザクラ [庚申小桜])◆

ユキワリソウ(雪割草):サクラソウ科サクラソウ属の多年草、高山植物で日本全土の亜高山帯から高山帯に自生する。〈”雪割草”にはサクラソウ科サクラソウ属、キンポウゲ科ミスミソウ属、ユリ科などの雪割草がある〉

 

 

◆当日出逢ったユキワリソウ以外の印象的な花々◆

イワハタザオ・ヒメウツギ・アブラツツジ・ヤマツツジ

   

クリンソウ・クワガタソウ・コンロンソウ・ミツバツチグリ

   

クルマバツクバネソウ・アズマシャクナゲ・ミヤマハンショウズル・ミヤマカラマツ

   

ニガイチゴ・シロヤシオ・フナバラソウ・ハクウンボク

    

 

 

当日の様子

曇り空の中 既に沢山の車が停められた駐車場、これから出かける登山者もいます。身支度を済ませ、左側が庚申川へと切れ落ちた林道を四キロ程進み、登山口の一ノ鳥居前へと到着。一ノ鳥居への石段の直ぐ先に庚申七滝の標識が有り、最初は七段に渡り流れ落ちる滝の見学となりました。本来の登山道へと戻り、沢に沿った緩やかな樹林帯の坂道が続きます。登山道は沢を縫う様に架けられた橋や、大岩の姿によって付けられた名前や伝説、更には落葉に敷詰められた道、そして石段の道へと変化に富んでいました。庚申山荘との分岐点前で喉を潤し、いよいよここから お山めぐりコースへの突入です。最初は、チェーン棚の設置された嶺峯れいほう山荘を見下ろす岩場の坂道を登って行きます。やがて、林床が笹原のつづら折りの急な登りへ変わります。シロヤシオが奇麗な尾根から、梯子の様な階段を登ると間もなく、奇岩・怪石なコースへと変わり岩場が連続します。オーッ、コザクラ?? かわいい!何んとユキワリソウです。足元に注意しながら次々に、ユキワリソウを写真に収めて行きます。岩場に沿ってつけられた登山道は、チェーンにロープ・梯子にヘツリに橋、最後に岩をくぐり抜け、やっと庚申山荘からの道へと合流。合流後も更に岩や石の多い急登が続き、思わず展望テラスで休憩となりました。おやつを食べながら遠くへ目をやると、アレーッ!あそこ、なんと富士山が見えるでは有りませんか。思わぬ出来事に疲れも吹き飛び、この後、庚申山山頂へはひと登りとなりました。コメツガに囲まれた山頂から西へ五分の展望地で大休憩、ランチタイムです。展望地からの景色も、日光連山から足尾山塊の峰々が奇麗に見渡せ、至福のひと時。下山は庚申山荘で休憩、猿田彦神社跡からはのんびりと往時を辿りました。お目当てのコウシンソウはまだ咲かず見れ無いのは残念でしたが、ユキワリソウの大群落に感激の山歩きとなりました。

 

 

往時(片道:255㎞

自宅出発(3:45)→国道4→国見IC 東北自動車道→矢板IC→県道30→県道74→県道63→国道461→国道121→県道248→県道169→国道119→国道120→国道122→県道293→銀山平駐車場(7:15) 時間には休憩1回と朝食にコンビニ買い出し含む

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿