
日 時 :2016年10月11日(火曜日) 高曇り 時々晴れ
場 所 :前ヶ岳(1385M)まえがたけ 福島県安達郡大玉村玉井たまのい字前ヶ岳
パーティ:単独行
前 ヶ 岳 :福島県のほぼ中央部に位置する安達太良あだたら連峰は、北の鬼面山きめんざんから南の前ヶ岳まで9kmに渡り連なる。中でも、南端に位置する前ヶ岳は登山道が無いため、見事な眺望に手付かずの大自然が残された数少ない秘境となっている。
コースとタイム(山行形態:林道入口からのピストン)
林道入口[登山口](8:20)→ 林道終点(9:15) → 展望所(9:50)→ 尾根上(10:00)→ 小前ヶ岳(10:15~10:20)→ 前ヶ岳(10:50~11:10)→ 小前ヶ岳(11:45~12:20
ランチタイム
)→ 林道終点(13:00)→ 登山口(13:40)
当日の前ヶ岳案内図(赤破線が辿った道) 活動時間 5:20 活動距離:10.57㌔ 高低差:811㍍
スタート地点の林道入口[登山口](車停めチェーン設置)
杉植林地帯が続く長い林道
車が転回出来る広さの林道終点
所々にコースサイン(赤ペンキに赤布)が有り 分かり易く整備された登山道
笹原の多い登山道から岩石の多い上り坂へと変わる
森林限界の先の展望所(勝手に付けた)から見た風景
展望所から先は五葉松の多い低木帯が続く
正面に見える和尚山おしょうやま約1640㍍
尾根上直ぐ前に付けられた下山口の目印
尾根上から見た和尚山から前ヶ岳へと続く稜線、右奥は安達太良山あだたらやま1670㍍
尾根上から見た前ヶ岳へと続く稜線
ケルンの立つ小前ヶ岳山頂(地図によっては前ヶ岳)
月面を歩く様な雰囲気の 広い稜線歩き
紅葉に彩られた かわいい形の前ヶ岳
ハッキリした登山道の無い前ヶ岳(山頂手前の鞍部から見上げる)
樹林帯に覆われた山頂(ほんの小さな岩の上)から望む安達太良山
ガスで見えない和尚山方面
小前ヶ岳山頂より望む安達太良山(奥)と前ヶ岳(手前)の稜線
小前ヶ岳山頂より望む和尚山へと続く稜線(やっとガスが切れました)
小前ヶ岳山頂より望む川桁山かわげたやま1413㍍
小前ヶ岳山頂を振り返る
下山時の尾根下り口から望む紅葉
和尚山の紅葉
浮石の多いガレ場を慎重に下る
林道の見える所まで下りて来ました
◆当日出逢った印象的な植物◆
トリカブト・サンショウ・ムラサキシキブ・ヤマブドウ・アケビ
当日の様子
この日、安達太良山のピンポイント天候は晴れマーク。登山口へと向かう車中からも、吾妻から安達太良にかけ 青空が広がっていました。以前、今の時期に登った前ヶ岳の素晴らしさが忘れられず、再びこの山へとやって来ました。安達太良連峰に有って、手付かずの自然が残された前ヶ岳は、知る人ぞ知る隠れた名山です。岳温泉大玉線県道の 林道入口脇に車を停め、長い林道歩きからのスタートです。そこそこ整備された林道歩きに飽きた頃、広場の様な林道終点へと到着。いよいよ笹藪の尾根へ、前回はどこが取付き口か迷う藪道も、オーォ!!シッカリと刈り払われ 登山道になっているでは有りませんか。以前の薄い踏み跡と 獣道を辿っての登山とは大違いです。ペイントと赤布によるコースサインもシッカリと整備され、登山道も歩き易くなっていました。笹原の雑木林から 岩石とガレ場の上りへ、やがて森林限界を抜けると、イッキに展望が開けます。主尾根上からは、前ヶ岳へと続く稜線に安達太良山が奇麗に見えていました。岩と石に覆われたガレ場の稜線は 爽やかな風に ガスの切れ間から見える風景、もう堪りませんサイコ~。小前ヶ岳山頂からは大パノラマが広がります。前ヶ岳は山全体が、まるでカラフルな紅葉のパッチワーク。前ヶ岳の山頂らしき所は、展望も無く 座れる状態に無い雑木林の中でした。山頂を後に、小前ヶ岳へと戻りのんびりとランチタイムです。小前ヶ岳から先は熟練者以外立ち入って欲しくない厳しいコース(特に前ヶ岳への最後の登り)でしたが、見頃の紅葉を独り占めにルンルン気分の楽しい山歩きとなりました。
往時(片道:87㎞ )
自宅出発(6:30)→国道4→国見IC 東北自動車道→二本松IC→国道459→県道30→村道→県道380→前ヶ岳登山口(8:10) 時間にはコンビニ買い出し含む