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毎日が遺言

墓参り

 今日は朝から、母の実家と妻の実家の墓参りのはしごをしました。毎年、お盆の次の土日に墓参りをしています。
 妻と息子と3人で墓参りをしたんですが、家に母を一人残しておくのは心配なので、車で20分ほどの姉の家(嫁ぎ先)に母を預けてから、お参りしました。
 母の実家は二上山のふもとにあって、お墓もふもとのため池の近くにあります。戦争で亡くなった母の長兄は戦死者の墓地の一角にあり、母の実家の墓(祖父母の墓)とは別の墓です。戦死だと実家の墓地ではなく別の墓で、あの世での名前もないのは何とも寂しい気がします。祖父は私が幼稚園のころに亡くなっているので話をしたことがないんですが(すでに脳卒中の後遺症で話せませんでした)、祖母は決して戦争の話はしませんでした。長男を亡くしたことがよほど悲しかったのだろうと母が言っていました。私はこの叔父にまつわる話の中で、初めて「レイテ島」という名を知りました。ただ、母は「お兄さんはインパール作戦で亡くなった」と言ってます。今となっては何が本当なのかはわかりませんが、戦地で病気になり、歩けなくなったので、一人残されたという話は何度も聴かされました。戦後、同じ部隊にいた方がわざわざ家を探してお見えになり、取り残して去ったことをずっと悔やまれて泣いておられた話を、私は何度も聴きました。母の実家の墓参りには、実家も、叔母たちの墓も、全部お参りするのですが、この叔父の墓は最初にお参りすることにしています。
 ↑写真は二上山です。西側から見るとフタコブラクダの形の山なんですが、北側から見るとカニがうずくまったように見えます。私にとっての二上山は、この形です。
 それから、妻の実家のお墓に参りました。もともとは長谷寺の奥の方にある墓地にあって、参るのもなかなか大変だったんですが、去年、国道沿いに墓を移転して、参りやすくなりました。
 母が一人で留守番ができるころは、長谷寺にも行って、本堂にお参りしてから帰ってきたものですが、今年は母がおぼつかない状況なので、長谷寺には行きませんでした。冬には行きたいな~。
 墓参りのあとは、妻の実家に立ち寄って、お仏壇に供え物をします。そのあと、義兄たちと一緒にお昼をご馳走になるのが定番です。これは毎年甘えさせてもらっれいます♪ いつも行くのは桜井市内の「一語一笑(いちごいちえ)」という居酒屋さんです。この辺りではここ‼という、美味しいお店です♪ 帰りの運転は妻に任せて、生ビールを3杯いただきました♪ 息子もチューハイを2杯ご馳走になって、帰りの車で爆睡していました(笑)。
 で、先ほど、母を迎えに行って、ひとしきり姉夫婦とたわいのない話をしてから、家に戻ってきました。
 今日も尋常ではないほどの暑さですが(エアコンをかけて30分以上経つんですが部屋の温度が32℃から下がりません)、5時ごろからは夏野菜の水やりと収穫をします。畑がカラカラで、野菜の葉がどんどんチリチリになってきています。
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