毎日が遺言

ICOKA

 今日、学研教室の研修に西大寺まで行ってた妻が、帰途、ICOKAカードで近鉄線に乗って、途中からローカル線に乗り換えようとしたら、その駅からはICOKAカードが使えなかった。乗換駅からの切符を買おうとしたのだが、列車の出発時間が迫っていたので、駅員さんに事情を説明したら、「ここはそのまま電車に乗って、降りた駅で精算してください」とのこと。あわてて改札をすり抜けて無事に帰ってきた。
 ところが、精算金額は、通常運賃よりも200円も安かった。考えてみれば、駅員さんに事情を言わなければ、乗り遅れた上に200円も運賃を損したことになる。
 「これはおかしいよねぇ」と妻が息子に話したら、息子は「うん、それは不親切やね。抗議しないといけない」と応えたという。
 ICOKAシステムは最近近鉄に導入されたと聞く。私は、とにかく疑問があればこちらから訊かなければならない、それが機械社会の心得だと思うのだが、新しいシステムを使う者からすれば、不親切ということになるだろう。
 ただ私は、近鉄の不親切云々はひとまず置いておいて、息子が妻の意見にたいして、一人の社会人としての意見を述べたと言うことがうれしいのだった。
 いや、こんなことは20歳の人間としてはあまりに当たり前かも知れない。しかし、私が看る限り、狭い人間関係の世界でしか物事を考えてこられなかったと思われる息子が、ひとつ、思考の世界を広げたのを発見して、とてもうれしいのだった。(あまりに親ばかであることはわかっているのですがね(笑))
 意見を持つことはとても大事なこと。少しは成長してくれてているんだなぁと、ちょっとうれしかった夜なのでした。ふふふ。
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