どうしても、また「スキップ」のお話をしたくなりました。
10年ぶりに読んでも色あせることなく、
私を読書の世界に引き込んでくれました。
いつもは5時半に起きて主人のお弁当を作り、
朝食の用意を済ませるとまたベッドに戻るのです。
が、今朝は「スキップ」読んでしまいました。
区切りのいいところでやめないと、
お洗濯も何もかもほったらかしになってしまう。
で一時中断。
今朝は雑用が多く、お電話やら
主人の車の故障やらで、人の出入りも多く、
本を読むどころではなくなってしまいました。
でも、本は逃げていきませんものね。
主人公の名前は真理子。
なんか感情移入してしまうのです。(笑)
設定が過去から現在に心だけタイムトリップ
するというものなんですが‥
でもSFではありません。
うなるような文章の巧みさのせいか、
雨が降る場面の描写では、
雨の匂いまで感じられます。
作者の北村薫さんは私よりやや年上の方ですが
同世代を生きたものにしか分からない、
懐かしさやらなにやら、気持ちを絡め取られて
読んでしまいます。
決して若い人が読んで面白くないものではありません。
かえって新鮮かもしれません。
取り留めないことを書いてしまいましたが
しばらく忘れていた何かを取り戻せたような気分です。
インテリアも好き
雑貨も好き
ねこも好き
そして、本を読むことも好き。