北村薫さんの「スキップ」のことをアップした時にりんごさんから
梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」もいいですよ~と
コメントもらったので読んでみました。
いいお話でした。
主人公のまいちゃんは私の中にすーっと入ってきて
同じ体験をしたような気持でした。
実は私、今では「内気なのよ」というと爆笑されます。
でもほんとにある時期まで内気で人見知り。
特に小さいころはおとなしい子供という印象だったと思います。
子供のころ、私には心の声が聞こえていて、
それを、大人に聞くことも、どう表現していいかも分からず、
ずいぶん苦しかった気がします。
「自我」というものなんだと中学生くらいには分かっていたと思いますが
心の話を語り合える友人と出会うまでは孤独でした。
だから、ずいぶん本は読みました。
小1の頃、私には不思議な力があると、母も先生にも言われてました。
ちょっとやんちゃな男の子を私の席の隣に並ばせると大人しくなるというのです。
私は魔女でもないし、不思議な力などあるはずがありません。
小さな風変わりな女の子の横で、やんちゃ坊主はただ戸惑って、大人しくしていたに過ぎません。
それが大人の目にはそう映っていたのでしょう。
入れかわり立ちかわり男の子は私の隣に座りました。
不思議なことにその男の子達は一様に大人しくなっていました。
私はほんとに迷惑な話だと当時思っていました。
小1にして、ある意味大人でしたから。
今ではその風変わりな女の子のまま立派に?おばさんに
育っています。(笑)