小野不由美さんの作品です。
題名から予想される通り怖いお話です。
荒唐無稽な物語なのに妙にリアルな気がして怖いです。
ネタばれにはなりますが吸血鬼の物語です。
でもヨーロッパのドラキュラのような乾いた怖さではなく
人は吸血鬼になってでも命を永らえたいものなのか
そしてそのことが人としての怖いくらいの悲しみであることを感じさせられる物語です。
かなりボリュームのある本ですが読ませられてしまいます。
実はこの「屍鬼」最近読んだものではなくて、ずいぶん前に読みました。
たまたま小野不由美さんの原作であるということに惹かれて「十二国記」というアニメを見ました。
ほとんどアニメは見ないのですが壮大な物語でこれも面白かったです。
それで、以前読んだ「屍鬼」のご紹介をする気になりました。
怖いお話が好きな方は小野不由美さんの世界に浸ってください。