今野敏さんの作品です。
題名から想像できる通り、心霊現象がらみの事件を
捜査する「R特捜班」の活躍を描いたストーリーです。
エレベーターで事故死した人の霊にまつわるお話だったり、
舞台で続けて起きた事故が霊の仕業なのかという
お話だったりの6篇があります。
私はこの手の話は結構好きで読んでいます。
でもこれは霊がというより、人がというお話だと思います。
生きている人間が一番怖いのかもしれません。
いつも今野さんの作品を読むと思うことなのですが
人への視点が優しいのです。
彼が書くと霊のお話もおどろおどろしくないのです。
だから私は安心して、そして気軽に読んでいます。
「日本を身体を張って守る」バージョンのお話
も決して嫌いではないのですが…(笑)
夕べはドラマ『JIN-仁-』の最終回を見ました。
結末のない最後でしたから、それぞれの想い中で
続きを紡いでいくのかもしれません。
ご覧になってない方は何のお話かわからないかもしれませんが
かなり、楽しんでみてました。
最後はほんの少しだけ「野風」さんに感情移入してみていました。
たった一人の人と思える人と出会えたことだけを胸に
生きていける強さに感動しました。
何があっても何がなくてもちゃんと生きなきゃなんて思った
マリコなのでした。(笑)
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