五十嵐貴久さんの作品です。
ひめのことがあまりにも心を占めていてテレビを見ても上の空になってしまいます。
さすがに本を読むという作業はある程度の集中力がいるのでつかの間悲しみを忘れさせてくれます。
獣医師である土井先生と警察署の副署長である令子さんが不思議な事件を解決していくお話です。
短編の連作なので読みやすく、何より五十嵐さんの文章が好きなので物語の中でほっこりしています。
ねこが出てくる事件もあるのですが不思議にひめを思ってつらくなるということはありませんでした。
今もまだひめが病に倒れてからあれを食べてくれたとか、こんなことをしたとか旦那様と話をしています。
ひめはべったりくるねこではなかったけれど、ひめの気配がしていることが私にとっての癒しになっていた気がします。
もう今は旦那様が仕事に行ってしまえば完全にひとりになってしまいます。
いつまでも引きずっていてはいけないと思っています。
だからせっせと家事をこなしています。
誇りを吸ったレースのカーテンも夏の上掛けも洗濯したし不用品は分別してゴミ出しの日を待っています。
もう泣かないと決めて過ごしています…
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