金町火曜サッカー日記

サッカー経験ほぼ無しの俺が、葛飾金町で出会った見知らぬ大先輩たちのチームで練習(時々交流試合)する日々を記す。

フットボールに歳の差はいらない

2021-10-09 12:35:35 | 日記

久保ちゃん(大学生21歳)、将(22歳)の2人は火曜会では各メンバーの息子たち世代の若手だ。将(まさ)は俺がチーム内で唯一呼び捨てにさせてもらう選手で、コッチーさんが父上にあたり、サッカー歴は少年時代地元のクラブチームに所属していたと聞く。

「ボールを蹴ったのはそれ以来なんです」

と、将と初めて会った時に彼は言った。

将はドリブラーだ。それは皆の共通認識。飛びぬけたスピードがあるわけではないが、持たせると持っていける。クラブの紅白戦では、20分×4本を行うが、初めの2本は1人1プレー中3タッチまででパスがマスト、3.4本目からフリータッチになる。フリーになってからが将の見せ場だった。ドリブルの印象はスルスルっ⁈と抜けて行くタイプで、ズバズバっという感じではない。しかし、いつの間にか数人をかわして前に出ている。

もう1人の久保ちゃん。こちらは静岡出身で、名前を失念したが(大変申し訳ない)サッカーで有名な高校を出ているらしい。

「いや~もう動きませんよ、体が」

とか言って、さすがにブランクを感じさせるが(いや高校の頃並みに動かれたらこちらが対応不可)主に中盤の底を担う視野広いパサーだ。交流試合の時には敵の先輩方に

「君はシュート禁止ね」

「前に持ち上がり禁止」

と、多くの縛りを課せられ試合に入れてもらえている。しかし、ケンタロウさん、シュウさん、吉原さん、宏さんらと共に連続で出る固定メンバーの1人だった。

ある練習の時、将がつかつかと俺の側に来て、

「今日パスたくさん出すんで、ミサさん決めて下さい」

と、ボソッと言った。将は無口な方なので(周りとの歳の差があり過ぎることも影響しているはず)話しかけてくれるのは珍しい。普段は俺から話しかけることが多いので嬉しかった。俺が次週の練習は欠席(止む負えない仕事事情で)と知ってのことだった。

「ここに練習き始めてから、来れないと体が調子悪くなるんだよな」

以前、将にそう話したことがあったので気を使ってくれたのかもしれない。少し取っつきにくいが(多分人見知り)打ち解けるととてもいい奴だった。(父コッチーさんは怖い)

この2人がどう思っているのかは分からないが、歳の差を越えて共にプレーできる若いフットボーラーとの関りも火曜会の魅力の1つだと俺は思っている。



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