この野良猫は「がーこ」、妻が名付けたキジトラ柄の女の子だ。推定年齢は3~4歳、3年前のある日突然現れ団地の駐輪場で暮らし始めた。そしてボランティアさんのご尽力で地域猫になる。
実は練習グラウンドの駐車場の横に俺の住む団地があって、がーこの暮らす駐輪場から先輩方が止める車が見えるのだ。俺は練習時にここから自転車をとって行く。先輩方はこんな近くから俺が来ていることは知らないのだが。(柵と木々があるので猫は安心安全である)
俺は猫が好きだ。自分勝手に生きているがそのくせルーティンはしっかりあって、ツンとしているが時々甘え上手で結構臆病なところ。こちらの時間的余裕がない時によく甘えてきて、膝に乗っかりたくなる気満々。それにしてもがーこは人慣れしていて、いつも心配になった。
「俺が悪人だったらどうするんだよ…?」
野良猫に優しい人間ばかりじゃないから、がーこの警戒心に頼るしかない。
がーこは捨てられた猫なのだろうか?がーこは教えてくれないけど。
俺を見送るがーこに、
「今日は1発決めて来るよ」
ジーっと見つめるがーこに何かが伝わったと、俺は勝手に思って練習に向かう。
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