金町火曜サッカー日記

サッカー経験ほぼ無しの俺が、葛飾金町で出会った見知らぬ大先輩たちのチームで練習(時々交流試合)する日々を記す。

説教じみたフットボーラー②

2021-10-03 13:37:36 | 日記

俺には自身で掘り出した信条があって、

「貧乏なのは許す。でも貧乏臭いのはダメだ」

もう一つは、

「食える時に食っておく」

人生はめぐり合わせの賜物だ。同じシュートチャンスはそうそうやって来ない。

しかし死んだ親父からは、

「負けるが勝ち」

の精神を植え付けられていた。これは痛い。負けるが勝ちとは一体何事なのだろう。人と争いになった時など、先に引いた方が勝ちだよと父からそう教わった。徒競走などで、俺は子供の頃から結構足だけは速かったから、競争で勝つと嬉しいのだが、心のどこかで負かした子の泣きそうな顔を思い浮かべていた。何故かいつも自分が負けた時の方が気持ちが楽だった。素直になれない俺は歪んでいた気がする。

それは<美しき敗者の精神>からか?俺は妙に優しい男に育っていた。

フットボーラー(に限らずスポーツマン全般)は負けず嫌いの集団だ。いくつになっても変わりはしない。たまたま10歳年上の先輩のボールを奪えたりでもしたら、いつまでも取り返しに追ってくるのがサッカーで、足を引っ掛けられて転倒させられることもしばしば、もちろん文句など言えない。弱いから転ぶだけ、実にシンプルだった。

俺は近頃になってようやく、「勝ちたい」を意識し出した。それとなく勝ちは意識してきたが、自身から進んで求めるような境地にはなかった。(要因はチキンにもあるが)

全ては相手へのリスペクトに始まることを知った時、

サッカー最弱の俺が負けるが勝ちなどと、おこがまし過ぎると気付いたのだ。それは俺の人生全般に言えることでもあった。

このワンプレーを全力で挑めるのか?俺の課題はまずそこにある。逃げないで。

それを意識すると、毎週の練習前にはまたまた緊張してしまう。楽しんでいいサッカーを楽しめるどころじゃない。でもそこで楽しめるのがフットボーラー。

「さあ皆さんやりましょう!サッカーを楽しみましょう!!」

安藤captainの掛け声が飛ぶ。

俺もこのチャレンジを十分に楽しみたいのだが…もう少し時間はかかりそうだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿