相模国の とある小さなお城の 小さな一室で……。
どうやら小鈴様は、ご退屈なさっておられるご様子です。
観ようっと!」
ピッ!
苦もあるさ~♪
小鈴様は、何か閃いたご様子です。
「 紅三郎とまー之進を呼んで~。」
「 畏まりました。」
「 お呼び致しました。」
左 : 紅三郎
右 : まー之進
呼び出され御前に控える二人に、小鈴様は こう告げられました。
出るよぉ!」
一緒に来て。」
「 ……。」
小鈴様は、水戸の御老公様を見習って(?)、相模国を出立し 諸国を漫遊してみることに致しました。
二人も着替えて!」
小鈴様に言われるまま、紅三郎とまー之進は 小桃から渡された衣装に着替えました。
「 そうだなぁ…私は、“ 相模の ばかわいらし物問屋の閑居 : 小鈴右衛門 ” と名乗るから…紅三郎とまー之進は、“ 紅さん&まーさん ” ってことで、よろしくね。」
「 ……。」
「 いざ、出立!」
こうして、庶民に身を窶し、相模国の小さなお城を後にした小鈴様…。
小鈴様に付き従う、紅三郎とまー之進…。
さてさて、一行の行く手には、何が待ち受けているのでしょうか…?
そして、小鈴様の身を案じて、影の如く控える人陰が…
この人物は一体…?
≪ つづく ≫
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【 相模鈴門 】 までの歩みは、コチラ。
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