しゅうさんのミリタリー雑談ブログ

タミヤ 1/35 M1A2 SEP エイブラムス TUSK II

もともと現用戦車にはあまり興味がなかったのですが、某オークションサイトに激安で出品されていたので、ぽちっと落札したものです。

箱を開けると、砲塔も車体もとにかくデカいのが第一印象です。

いままで、第二次大戦の戦車しか作ったことない私としてはとにかくデカく感じました。

米軍のM1シリーズは1979年の初代M1(51口径105mmライフル砲)から始まり、M1A1~M1A1(HA)~M1A2~M1A2 SEPとバージョンアップを続けていて、現行最新型(2024.3現在)はM1A2C/SEPV3となっています。

ちなみにウクライナに供与されたのは、当初M1A2の予定でしたが納期とバックオーダーの関係で在庫のある?M1A1になったようですね。

魚の鱗のような爆発反応装甲(ARAT-Ⅱ)が特徴です。爆発反応装甲は、自軍随伴歩兵がいる時は爆発により死傷させてしまうため、歩兵との連携には制約が多いようです。(随伴歩兵なしの市街戦は戦車にとっては自殺行為なので、いろいろと戦術に工夫はされているでしょうけど)

主砲は44口径120mm滑腔(かっこう)砲ですが、私この歳になるまで恥ずかしながら滑空(かっくう)砲と間違った認識をしておりました。後日アップ予定のレオパルドA2A6は55口径120mm滑腔砲ですが、砲身の長さの違いは一目瞭然です。

現在はもっぱら滑腔砲が主流ですが、その歴史は装甲や砲弾の性能向上と深~い関係があるようです。ここでの説明は割愛しますが、詳しく知りたい方は諸先輩方が詳しく解説されているサイトがあり、なかなか面白い知見が得られると思います。

エンジンはガスタービンエンジンです。小型でパワーはありますが、燃費が悪いので、しっかりした兵站運用が必要です。(ウクライナ軍とかどうしてるんでしょうね?ま、供与パッケージにジェット燃料も含まれているんでしょうけど)

RWS(遠隔操作機銃)は、第二次大戦末期ドイツ軍のヘッツァーや4号突撃砲後期型に搭載されていました。

CITV(車長用独立熱線映像装置)とMCD(対ミサイルアクティブ防護システム)が砲塔上の装填手ハッチ前にあります。今後は対ドローン用ジャミングシステムなんかを搭載するようになるんでしょうね。

メルカバ搭載のトロフィーAPS(アクティブ防護システム)はM1A2C/SEPV3に搭載されるようですが、これも歩兵との連携に問題があるようです。(ガザ侵攻でも、随伴歩兵への被害を考えてAPSを切っていたメルカバが撃破されています。)

やっぱり、車載ラックへの装備品はお約束ですよね。


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