昨28日、県の「農業総合試験場」の職員が被害にあっている
「ウメ輪紋病」の対策とその処置についての説明に訪れて来た。
1.特徴
ウメ、スモモ、アンズなどの植物に広く感染する重要な植物
ウイルスであり、1915年にブルガリアで発見されて以来、欧州、
アジア、北米、南米等でも確認されている。これまでウメへの
自然感染の報告はなかったが、2009年に東京都青梅市で
初めて確認された。
2.被害
この病気は、人や動物に感染しないため、被病果実を食べて
も健康に影響はないが、葉に退緑斑点や輪紋が生じるほか、
果実の表面に斑紋が現れる等のため商品価値が失われたり、
成熟前の落果により減収する。また、感染から発症まで3年間
程度の潜伏期間がある。
3.対策
感染が確認された場合は、農薬等で治すことができないので、
周囲への蔓延を防ぐため、廃棄処分が必要となる。(調査・廃
棄にかかる費用はすべて県負担で行う)。
なお、財産処分になるので、処分該当の樹木については、県
が公共事業の際の買い取り価格等に準じて買い取って後処分
する。
これらの書類手続きを今年中に行い、来年1月~3月を目途に
作業を完了する。
とのことです。「美しい枝垂れ梅や豊後梅、花桃」等の鑑賞がで
きなくなって残念だけれど止むを得ないね。
taneクンが将来入居するとき、大きな木はクロガネモチ(フクラ
の木)だけになっていて管理が楽だと喜ぶのかな?う~ん。