一瞬見えたもの 2010-11-07 | 日記 母と二人で柿の木畑で立っている時、 ボワッと風が吹いて、髪が乱れた。 母も私も両手に柿を持ったまま、蓬髪のままで、しばらく立ちつくしていた。 風が吹いた瞬間、 地位も名誉も金も若さも色気も何もない、生まれたばかりの人間が二人、裸のままで立っている気がした。 でも、孤独ではなかった。心は自由だった。 一瞬見えたものは、何だったのだろう。 私の老後だろうか。母の老後だろうか。誰の老後だろ . . . Read more