普通に辛くて普通においしそうな小説 2013-10-30 | 日記 1981年生まれの作家生田紗代さんの『オアシス』という小説が面白そうだったので、買って来ました。河出文庫です。 夫の単身赴任以来、数年心が壊れて、家事をまったくしなくなった母と、社会人1年生の姉と、語り手の女子高校生、芽衣子。そこに時々来る料理好きなバツイチの親戚のおじさん。 母親は、昼頃起きてくると、窓際の決まった席でじっと座り、トーストを食べている芽衣子に、「朝パンにするのもいいけど、たまには . . . Read more