白い坂道が空まで続いていた
ゆらゆらかげろうが あの子を包む
誰も気づかずただひとり
あの子は昇っていく
何もおそれない そして舞い上がる
空に憧れて
空をかけてゆく
あの子の命はひこうき雲
高いあの窓で あの子は死ぬ前も
空を見ていたの 今はわからない
ほかの人にはわからない
あまりにも若すぎたと
ただ思うだけ けれど幸せ
空に憧れて
空をかけてゆく
あの子の命はひこうき雲
荒井由美 作詞・曲
今年の冬はとりわけ空が澄んでいて、暇さえあれば秋からずっと空ばかり見上げている。
死んだ人は土に還ったのか、空に昇ったのか、考えている。
考えてもわからないので、穴のあくまで空をじっと見続けている。
見続けていたら、そこにいるのではないかと思って。
死んだら土に返るのか、空に昇るのか。
「どちらがいいか」と聞かれたら、広い空に向かってシュポシュポシュポとひこうき雲のように昇っていきたい。
シュワシュワシュワーと泡のように消えるのも悪くはない。
聖書には365年生きて、死ぬことなく天に昇ったという人がいる。
[エノクは、神とともに歩み、神がとられたのでいなくなった]
幸せ
明日もまた空を見つめてあの子をさがしてみよう。
どこかにいるかもしれないから。
今日 ミミちゃんのお墓に行ってきました。
傍らに ユーカリの切株が転がってました。
ミミちゃんも天国にいるんですよね・・