ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

まだ降っていない粉雪

2009-12-11 | 日記
粉雪舞う季節は いつもすれ違い
  人混みにまぎれても 同じ空見てるのに
  風に吹かれて 似たように凍えるのに

  僕は君の全てなど 知ってはいないだろう
  それでも一億人から 君を見つけたよ
  根拠はないけど 本気で思ってるんだ

  些細(ササイ)な言い合いも無くて  同じ時間を 生きてなどいけない
  素直になれないなら 喜びも悲しみも虚しいだけ

  粉雪 ねえ 心まで白く染められたなら  二人の 孤独を分け合うことが  出来たのかい




レミオロメンの名曲。「粉雪」
粉雪でも降らないかと、口ずさんでみるが、温暖化の影響か、いまだに降る気配なし。
涙を流したいと思っても一滴もでないこともある。
人間の体も、天候とおなじように、自由にはならないものだ。

この二ヶ月間、夢でも仕事をしている夢をよく見た。
私のパジャマは、ちょっと電気ストーブの焼け焦げの小さな穴が左の膝にぽつんと
あいていて、その穴を気にしながら、誰かと面談している。
走り回って、階段を駆け上って、仕事場にむかったり、黒板を消したりしている。
服はいつものパジャマ。

パジャマで仕事をしているのがおかしい。それも穴を気にしながら。
ちゃんと、夢だと意識のどこかではわかっているのだろうか。
いつ死んでもいいように、と真剣にやっているつもりの自分が
どこかでわかっていて、膝小僧の穴を気にしながら
パジャマで走り回っている。


あっという間の2ヶ月だった。あっという間の一年だった。
あっという間の一生だったね。きっと。楽しかったかな。