ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

干潮のときにぜひ

2012-11-25 | 日記
干潟観察なのに、昨日は、何も考えずにまさしく満潮の時に行ってしまいました。
干潟も干潟に来るという鳥も一匹も見えませんでした。トーゼンというか、なんというか・・・
それでも、野鳥観察館で望遠鏡を覗いて、何かいないか探して見ました。
一緒に行った学生さんが「あっ、車が見える!」と叫びました。対岸の橋を渡るトラックが見えます。次に私が「あっ、釣りをしているおじさんが見えた!」と叫ぶと、隣の望遠鏡で覗いてた両親に連れられた幼児もいっしょに「おじさんが見えた!おじさんが見えた!」と声を上げました。
そして望遠鏡から目を上げて満潮の海を見ると、それなりに感動がわいてきました。
名古屋に住みながら、こんなに大きな海を見るのは久しぶりでしたから。それだけでも来てよかったです。
帰りに受付のところでスタンプを押しながら、係りのおじさんに「やっぱ、干潮の時に来ないとダメですね。ぜんぜんでしたわ」と言うと、「昨日は千八百何羽きた」とか「おとといはカイツブリもいた」とか言われるので、俄然目が輝きました。カイツブリは俳句の題材としてぜひ詠んでみたいものです。また今度潮見表をチェックして、来ようと思いますが、調べてみると、なかなか仕事の休みと干潮の合う日がないのです。
鳥は見えませんでしたが、帰りの雑木林を抜けたところで、愛嬌のある猫に会いました。にゃおーと鳴いて挨拶してくれました。昨今挨拶ができない大人が増えている中で、猫には教えられることが多いです。
一緒に行った学生さんは、とにかく話ができればいいという感じで、ずっと話していましたが、最近私は、人間と話すより動物や葉っぱや、鳥と話す方が好きになってきてしまいました。
これもひとつの老化でしょうか・・・・