ことば咀嚼日記

日々読んだ活字を自分の頭でムシャクシャ、時にはゴックン、時には、サクサク咀嚼する日記

ただひたすら読む

2009-09-04 | 日記

      口を横に開けて、「アボジ・オモニ」と言う。
      サンチュを食べると良く眠れる。サンチュは安眠効果あり。
      男性に 「自然だがもっと切るとこはっきりさせて」
      若い女性に「もっとテンション高く」
      私に「可愛らしいが、もっと感情こめて」

昨日、語学教室に始めてきた中年男性の先生が、各生徒の読み方を指南されました。
常任の先生がこれから3ヶ月間、忙しいので、週替わり、月替わりで、いろいろな先生が来ることになりました。第一週は、発音オタクの先生で、初めて読む文章をいきなり一人ずつ読ませられ、初級の学生にはもちろん意味曖昧模糊。なんとなく分かるけど。
「可愛らしい」とは母国語を発音の際でも言われたことのないセリフ。ちょっと嬉しい気もするが、舌たらずで、発音が甘いということでしょう。
一時間中、発音だけガンガンやって、感情をこめて読めるようになって、家に帰って意味を調べてびっくり。

「このもの如何なる食し方美味なる也。 サンチュに包んで食べるべし。 刺身も包むのか。 然り!この食べ方が最も美味である。体にも善しなるが故にかくの如く食するがよし。 日本人は如何にして食するか。  うーん、日本人は大体しょうゆにつけて食べる哉? もの同じなれど食べ方、至極異なる哉・・・ああ!(嘆息)」

私は先生の言われるままに「サンチュに包んで食べなさい」と言う所と「然り!」というところで、思い切って感情を爆発させ、かろうじてマルをいただきましたが、何が「当然!」だとはその時あんまりわからなかった。


しかし「読書百遍意味おのずから通ず」ってすごいなあ。すっかり洗脳されてしまいました。サンチュ、今日買ってこよっと。

次週は若い女性の先生、そして10月からは韓流スターも青ざめるくらいの人が来ると、事務所の人が言っていたので、休めない。