俳優のお葬式

有名な俳優さんのお葬式中継を見ていました。まだ生きている俳優さんたちがつぎつぎに、追悼のことばを述べていきました。日本を代表するであろうアクター・アクトレスたちが書いてあるものを読み上げているのを聞いているうちに、演技しているのか、本当の追悼なのか、わからなくなりました。
パンの宣伝で有名な女優さんとか、若年性痴呆の役をやった俳優さんとか、京都地検の女の女優さんとか、涙を流しながら、迫真の演技、いや心からの追悼だとは思いますが、俳優のお葬式はどこからどこまでが演技なのか、本気なのか、本人もよくわからなくなるのではないでしょうか。
写真の中の亡き俳優さんが、後輩の弔辞を読み上げる姿を見ながら、あの世で、「50点」とか「88点！」「いまひとつ涙が足らない」とか、点数をつけて楽しんでいるような気がしました。
生前葬をするなら、このような楽しみを味わえるかもしれませんね。