バイカー日記

バイクを愛するおじさんの日記

北海道ツーリング17(最終回)

2022-08-12 10:33:58 | バイクツーリング

2022.7.19(火)

スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドの朝。

外は明るい。(時間は4時前)

この旅ではキャンプ中はほとんど9時までには寝て翌朝4時頃目が覚めるというリズムが定着しました。

テントを片付け、荷物を整理してバイクに積み込むのに1時間半はかかります。

朝食など作っていたら2時間以上の時間を要しました。

今回の旅ではキャンプ場でのんびりすることはできなかったですが、出来るだけ多くの景色を楽しむことはできたと思います。

朝食を済ませ、片付けも終わり、バイクもきれいにした頃に隣のバイカーが挨拶しに来てくれました。

「お世話になりました。今日は今からナイタイ高原に向かい、最終、網走方面に行く予定です。」

「楽しい時間をありがとう。」

彼はキャンプ場を出発しました。

北海道最終日、初めてゆっくりとした朝の時間を過ごし、9時半頃出発しました。

外はどんより雲に覆われていて、R55を走っていると雨が降り出してきました。

カッパを着込み、ガソリン補給のため十勝清水あたりのスタンドに立ち寄ります。

R274で日勝峠を走行しているときは濃い霧と雨のため、とても視界が悪く運転も慎重になりました。

峠を越えたあたりで晴れてきたのでカッパを脱ぎ休憩しました。

今回のツーリングでは、峠で度々雨や霧に悩まされました。

しばらく走ると道の駅「樹海ロード日高」に到着。

セイコーマートでサンドウィッチとコーヒー牛乳で昼食タイム。

道の駅からはR237で無料高速のインター「日高富川IC」を目指します。

しばらくバイクを走らせると「振内鉄道記念館」の看板が見えましたが通り過ぎました。

気になり、ここでUターン!

この旅では何度もUターンしました。(一番役に立った技術でした)

ここではソビエトで走っていたD51などが展示していて運転車両にも乗ることができました。

鉄道記念館を出発してしばらくR237を走っていると1台の自転車が走っていました。

追い抜きざまに顔を見ると、なんと!あの納沙布岬で写真を撮り合った日本一周中のチャリダーくんではないですか。

彼を抜いて後ろを振り向き「おぉ!がんばれよ~」と言って大きく手を振ると、彼も気づいて自転車をこぎながら大きく合図してくれました。

「こんなこともあるんだな~」と感激しているとまもなく高速道路の表示が見えてきました。

無料高速区間(日高富川~沼ノ端西)を利用し15時過ぎに苫小牧西フェリーターミナルに到着しました。

17時にバイクで乗船し19時に苫小牧西港を出港しました。

フェリー「きそ」は7月21日(木)10:30分 無事に名古屋港に着きました。

【北海道ツーリング2022】

期間:2022.7.3~7/21  19日間

(フェリー4泊、ホテル4泊、バンガロー3泊、テント7泊)

走行距離:3904キロ

追記:これから北海道ツーリングを計画される方の参考になればと思い、今回の旅の記録を投稿させていただきました。

ブログ(北海道ツーリング1~17)を見て頂いた方、ありがとうございました。

   

   

 

 

 

 

 

 

 


北海道ツーリング16

2022-08-11 15:14:25 | バイクツーリング

2022.7.18(月)

別海町ふれあい広場キャンプ場3日目の朝。

昨日は北海道全域が雨だったようです。

特に釧路やここ別海町は特に大雨だった様子。

朝、テントから外の様子を伺うと小雨が降っていたが、朝食の準備をしているうちに雨も上がりました。

テントはずぶ濡れで、片づけるのに一苦労でした。

ここでは多くの人と交流ができて良かったです。

それぞれの旅のスタイルがあって参考になりました。

出発前、埼玉のライダーが声をかけてくれました。

「今日はどちらへ行くの?私はもう1泊して明日出発します。お気をつけて!」

「ありがとうございます。帯広方面に向かいます。」

このキャンプ場には機会があればまた来てみたいです。

バイクはまず釧路に向けてR272で厚岸町を経て釧路別保ICから無料のバイパスを利用し、道東自動車道(無料区間)で本別に向かう。

天気はようやく回復してきたようです。

かなり眠気が出てきたので上浦幌PAで休憩することにします。

釧路からこの辺りまでは居眠り運転の事故が多いようです。

バイク専用の駐車場には足立区ナンバーのRS1250が停まっていました。

しばらくそのライダーとお話させてもらいました。

昨日は激しい雨の中を走行していたらしく、グローブの上から雨が叩きつけられ痛かったとのこと。

あのような経験は初めてだと話してました。

私は無理をせず、終日キャンプ場で過ごして良かったと改めて思いました。

そのライダーはバイクを北海道のどこかに預けて、本日飛行機で東京まで戻り、8月にリベンジしに来ると話していました。

私は無料高速を本別ICで降り、ガソリンを給油してから「十勝白樺並木」へ向かいます。

スタンドの人の話では、この辺りもすごく雨が降ったとのこと。

数キロ続く白樺並木は琵琶湖の「メタセコイヤ並木」を思わせる景色でした。

バイクは次に「ナイタイ高原牧場」へ向かいます。

途中の高原への道はしばらく直線が続き、目的地「ナイタイテラス」では絶景を見ながらアイスクリーム、牛乳、ハンバーガーを堪能しました。

本日、北海道最後の宿泊先は「スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド」に決定。

インターネットでの予約やカード支払いが可能な最先端のキャンプ場のようです。

キャンプ場に行くまでに帯広のスイーツで有名な「六花亭」の本店に立ち寄り自宅用のお土産の発送手続きを済ませました。

「スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド」はシャワー室、ランドリー24h利用可能、焼き肉セットの販売機などもありました。

芝の状態も良く、カラスの姿もなく静かで素晴らしいキャンプ場でした。

広いバイク専用のフィールドにバイカーは私を含めて2名でした。

40歳代のライダーと夜遅くまで彼のたき火を囲み話しました。

彼は本日が北海道初日目で、会社の永年勤続の休暇を使って来たとのこと。

「10年前に初めてバイクで北海道に来たらしく、その時がとても楽しくて忘れられず、また来てしまいました。

今は400CCのバイクだけど、大型免許を取得して乗ってみたい。

自分の息子には結婚してもらい、子供をつくってほしい。孫にも囲まれ定年を迎え、またバイクでこの北海道に来たい。

今の若い人は結婚しない人も多くなってきているし、定年の年齢も60歳からどんどん伸びていくのでは・・」

特に北海道ツーリングは仕事をしているとなかなか長期の休みも取れませんし、決められた期間で旅する場合、入念な準備が必要だと改めて考えさせられました。

明日も長距離を走る予定だと聞いていたので、私の今回の北海道おすすめポイントを告げてテントに戻ることにしました。

明日はいよいよフェリーで帰ります。

 

 

 

 


北海道ツーリング15

2022-08-11 09:43:31 | バイクツーリング

2022.7.17(日)

別海町ふれあい広場キャンプ場2日目の朝。

昨日の夜から降り出した雨は夜中から明け方にかけて時々激しい降りとなっていました。

テントを出て芝生を歩くとかなり雨水を含んでいて、サンダルでは足が濡れるほど。

折畳傘をさして炊事場まで行き、朝食をそこで作って食べました。

今回の旅では、タープや焚火台は持ってきませんでした。

リズムよく観光地を回る旅には不必要と考えました。(モンベルスタッフの日本一周経験者からのアドバイスを参考にしました)

次回北海道に来る時は、キャンプ場で長期滞在してタープを張って、たき火をしたり料理を楽しみたいです。

予定では7月末まで北海道に滞在しようと計画していましたが、天気が不安定で晴れの日が続かないようなので帰りのフェリーの予約をしました。

函館、ニセコ、支笏湖、積丹半島、札幌、小樽、洞爺湖、登別などは行ったことがあるので、霧多布やアゼチの岬、釧路、十勝ナイタイ高原などは今回行ってみたいです。

時間は朝8時になるので管理棟に行って充電できるか聞きに行くことにしました。

管理棟に入るとすでに数人の利用者の方たちが和やかに話をしていました。

私もしばらくしてその仲間に入り、気楽に雑談するようになりました。

大型キャンピングカーで長期滞在している男性、小型キャンピングカーで旅を楽しんでいるご夫婦、バイク旅を楽しんでおられるおじさま方など全国からいろんな方々が雨のキャンプ場を楽しんでいる。

外は激しい雨にもかかわらず楽しい時間が過ぎていく。

お昼は昨日スーパーで買った北海道限定のカップ焼きそばを持ち込むと、管理人さんが「温めようか?」と声をかけてくれました。

他の利用者さんが出前をとろうと盛り上がっていたところ、管理人さんが協力してお店に確認してくれてました。

夕方にもなると私もみなさんと気軽に話せる関係になり、夕食は皆さんと一緒に出前を注文させてもらいました。

今日一日、大雨の中、テントで寂しく過ごさなければならないのかと思っていたので、キャンプ場にこんな憩いのスペースがあって大満足でした。

夜に雨が小雨になったのを見計らって温泉に行きました。

今回の旅で最も気に入った温泉でした。

かなりの量の雨がふりましたが、管理人さんのアドバイスのおかげでテントは無事でした。

 

 

 

 

 


北海道ツーリング14

2022-08-10 09:45:50 | バイクツーリング

2022.7.16(土)

呼人浦キャンプ場の朝。

4時に起きてテントから外を見ると美しい網走湖の景色が広がっていました。

昨日はぐっすり眠れた。

クチャロ湖畔キャンプ場でテントが濡れてそのままこちらに来たので太陽の下で乾かす。

簡単な朝食を済ませ、テント、ペグ、その他のキャンプ道具、荷物などを片付け、バイクをきれいに拭きあげる。

時間は6時40分。

これからの天気やツーリングルート、宿泊先について考えた結果、本土最東端「納沙布岬」に向かうことに決めました。

おそらく天気は崩れてくると思うが、旅先でライダーからすすめられた「別海町のキャンプ場」は一度行ってみたい。

バイクは道の駅「流氷街道網走」の前を通過、R244を軽快に走る。

前方には知床連山などの絶景が出迎えてくれる。

先週に比べて少し山々が雲に隠れている。

天候によって毎日景色が変わっていくようです。

根北峠を走る頃には霧が発生し始め、やがて雨が降ってきました。

カッパを着込み再出発する。

ここからR355と交わる海沿いの道にでるところまでの間、かなり雨に降られました。

途中の道の駅「おだいとう」で休憩し、小雨になったタイミングで出発する。

ここから先の根室は雨だろうか。R44をしばらく走ると根室市に入る。

雨は止んでいたのでそのまま走り続け、10時半に本土最東端「納沙布岬」に到着しました。

写真撮影をしていると自転車で日本一周中の青年が「写真を撮ってもらえませんか?」と声をかけてきました。

お互いに写真を撮り合ってしばらく旅の話をしていました。

1日120キロくらいの距離を移動しているとのこと。

明日は雨なので釧路まで走るらしい。

この3連休は道内のキャンペーンでホテルを利用する人が多いので予約が困難であることを告げ別れました。

体も冷えたので岬にあるお店でラーメンを食べることにしました。

昆布だしが効いていて美味しかったです。

店のお兄さんが「ここは最高気温が20度ほどなので快適ですよ」と話していました。(羨ましい)

別海町のキャンプ場に電話すると予約制ではなく13時から受付しているとのこと。

納沙布岬からキャンプ場に直接向かい、13時前に到着しました。

「別海町ふれあいキャンプ広場」の管理棟でさっそく受付をする。

感じの良い管理人さんが「明日から大雨になるので雨水が溜まらない芝生の場所を案内しますね」と言って一緒にキャンプ場を回ってくれました。

近くのスーパーで2日分の買い物を済ませ、歩いて5分ほどのところにある温泉に行きました。

この温泉は「別海町ふるさと交流館」の中にあり、モール泉の湯で露天風呂も良かったです。

「モール温泉」という名前はドイツ語で泥炭地を意味する「Moor」をヒントに日本でつくられた造語。

地下に堆積している植物の層を通って湧き出てくる温泉で、植物由来の天然の保湿成分や有機物を豊富に含んでいるという特徴があるそうです。

キャンプ場内には朝8時から夜8時までの間、利用者が寛げるスペース(カウンターと4人掛けのテーブルが2ヶ所)があり、そこでソフトドリンク、軽食、アルコールの販売もしています。

持ち込みのカップ麺も無料で沸かしてくれます。

外にはピザ窯や小さな畑があって無料で野菜を提供してくれてました。

洗濯機・乾燥機もありますし、ゴミは分別のゴミ袋を購入(1枚10円程度)して処理できました。

バイク専用のエリアがあってバイカー目線の素晴らしいキャンプ場のようです。

夜になると雨が断続的に降り出し、やむ気配はありません。

今日と明日はここでゆっくり過ごすしかないと判断し寝ることにしました。

 

 

 

 

 

 


北海道ツーリング13

2022-08-09 16:07:45 | バイクツーリング

2022.7.15(金)

クッチャロ湖畔キャンプ場の朝。

4時に起きると外は曇っている。

昨晩は近くのテントから笑い声や話し声が聞こえて眠れなかった。

時間はまだ8時頃だったので、グループで来ているキャンパーにとっては盛り上がる時間帯であろう。

テントの張る場所も考えて張らないと後悔する。

テントの出入り口の位置ばかり意識してました。

北海道でキャンプ生活をしていると夜は9時には寝て朝は4時には明るいので目が覚める。

まるで電気のない時代の生活のようです。

小雨が降ったせいでテントが濡れ、片付けに時間を要した。

出発準備が整ったのが8時半頃。

エンジンをかけようとした時、ハイエースでキャンプしている男性に声をかけてもらいましたので、しばらく旅話をしてから出発しました。

バイクはR238を網走に向けてひたすら走ります。

神威岬、道の駅「マリーンアイランド岡島」、道の駅「おこっぺ」を経て、オムサロ原生花園(流氷岬)で「クリームあんドーナツ」を食べる。

流氷岬で休憩する頃には青空になり天気も良くなりました。

道の駅「オホーツク紋別」ではカニの爪のモニュメントの前で写真撮影をしようとしましたが、人気のモニュメントのようでしばらく順番を待ちました。

このルートは今回のコースで最もバイクが多く、3グループが偶然一緒に走る場面もありました。

道北から道東へ走るコースはメジャーのようです。

私も疲れたので、最北の観覧車のある遊園地に併設されている道の駅「愛ランド湧別」で休憩しました。

道の駅を出て、しばらく走ると「サロマ湖」が見えてきました。

この湖は琵琶湖・霞ヶ浦に続いて日本で3番目に大きい湖だそうです。

サロマ湖を過ぎると7/9に来たキムアネップ岬、常呂町のホタテの店、カーリングのホールを通り網走の「呼人浦キャンプ場」に到着する。

ここは無料のキャンプ場ですが、車を停めるスペースが少なく、バイクは乗りつけ可能であるためライダーには人気のキャンプ場です。

網走湖の湖畔で夕日がきれいですが、お風呂は近くのホテルまでバイクで少し走らなければならないのと買い物や洗濯は網走市内まで行く必要があります。

私はうっかりしていて、スーパーでお寿司や鍋焼きうどん、ドリンクなどを買ってしまいゴミの処理に困りました。(ゴミ持ち帰りです)

キャンプ場の後ろがJRの線路や道路があるので少し音が聞こえますが、電車はほとんど通りません。(ダイヤが少ない)

無料でロケーションが良いので、また機会があれば利用したいです。

明日から大きく天気が崩れる予報なのでホテルに連絡しましたが7/16~18は3連休で道内の旅行キャンペーンも重なり空きがありませんでした。

旭川の21世紀の森キャンプ場(たるハウス)に行くことも考えましたが、そのキャンプ場でライダーから頂いた情報(「別海町のキャンプ場は良かったので3泊しました」という内容)を思い出しました。