ブルックナー「交響曲第9番」第1楽章
〘 …朝比奈は言う。100人近い人間の仕事だから、心の通い合いがなければならない。棒を見てその通り演奏しているだけでは大して面白いものができない。大きなきれいな音を出せるかという点が重要で、そのためにはいい呼吸をすること。そうすれば次に非常に柔らかい音が出る。暗い影の部分があると、そこも美しく聴こえる。その例示としてマーラー「交響曲第3番」の終楽章を挙げている。…
…朝比奈の文章を読んでいると、彼のよく指揮したブルックナーを聴いてみたくなる。筆者は「長い」という理由からブルックナーを敬遠してきたが、気持ちを改めてブルックナーの「9番」を聴いてみた。死の病に侵されたブルックナーの未完に終わった遺作の第1楽章の表情指定は、Feierlich(厳かに)misterioso(神秘的に)とある。…
…猪木武徳(いのき・たけのり) 1945年、滋賀県生まれ。経済学者。大阪大学名誉教授。元日本経済学会会長。…
デイリー新潮編集部
2021年7月9日 掲載 〙
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