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【BORIS GODUNOV Mussorgsky】プーチン体制崩壊の予兆か?ロシアで「民間軍事会社」乱立の3つの事情

2023-05-20 09:22:00 | 日記







ムソルグスキー

ボリス・ゴドゥノフ 

Boris Godunov




「ボリス・ゴドゥノフ」プロローグ

第1場

モスクワ近郊・ノヴォデヴィチ修道院の裏庭 1598年

修道院には、ボリスが一時的に隠居している。修道院の裏庭に民衆が集まっている。門から警備の役人が出てきて、民衆を脅す。




Na kovo ti nas pokidayesh’, otec nash!「民衆の合唱」

人々

「誰の手に我らを任せるのか、我らの父よ。誰の手に我らを渡すのか?哀れみたまえ。」



第2場

モスクワ・大聖堂前の広場 1598年

シュイスキー公が現れ、モスクワの民衆にボリスを称えるように呼びかける。




ムソルグスキー:歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》から『戴冠式の場』








人々

「空に輝く美しい太陽のように、栄光あれ。ロシア皇帝ボリスに栄光あれ。」

「民衆の合唱」Uzh kak na nebe solncu krasnomu

ボリスが大聖堂の入り口に現れる。

ボリス・ゴドゥノフ

「我が魂は悲しむ。不吉な予感が我が心を苦しめる。万能の神よ、我が涙をご覧ください。我が権力を祝福ください。かつてのロシアの支配者のように、皆を宴に招こう。貴族から貧しき者まで、皆が客人だ。」

「ボリスのモノローグ」Skorbit dusha!

民衆は「栄光あれ」と叫びながら、大聖堂に押し寄せる。



「ボリス・ゴドゥノフ」第1幕

第1場

モスクワ・チュードフ修道院・老僧ピーメンの部屋 1603年

夜、老僧ピーメンはロシアの歴史の年代記を書いている。ピーメンの側で、グリゴリーは眠っている。




Jeshchyo odno posledneye skazan’e

「あと一つ物語を書き終えて」

老僧ピーメン

「あと一つの物語で書き終わる。神が私に命じた仕事が終わる。」



第2場

リトアニア国境・旅籠 1603年

僧侶になりすましたヴァルラーム、ミサイールと、普通の服を着たグリゴリーが旅籠を訪れる。3人は酒を飲み始める。




Kak vo gorode bilo vo Kazani

「カザンの町で」

ヴァルラーム

「カザンの町で、イヴァン雷帝は陽気に酔っ払い、タタール人を痛めつけた。彼らが二度と町をうろつかないように。」


ムソルグスキー:歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」~カザンの町であった事

録音年:2013年5月

録音場所:リトアニア、カウナス

指揮者:コンスタンティン・オルベリアン

演奏者:イルダル・アブドラザコフ(バス)

楽団:カウナス市交響楽団

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「ボリス・ゴドゥノフ」第2幕

クレムリン宮殿・皇帝の居間 1604年

ボリスの娘は、亡くなった婚約者を思い悲しんでいる。ボリスの息子と乳母は彼女を励ます。ボリスが居間に入り、娘を励ます。




Dostig ya vyshey vlasti

「私は最高の権力を手に入れた」

ボリス・ゴドゥノフ

「なんと素晴らしい。空から見るように、お前は国を見ているのだな。もうすぐお前のものになる。

私は最高の権力を手に入れた。だが、私の心は落ち着かない。国は貧困と疫病に覆われて、私には血まみれの子供が見える。」





「時計の場」Uf, tyazhelo!

ボリス・ゴドゥノフ

「苦しい。私の良心が恐ろしい罰を与える。血まみれの子供がいる!神よ、罪深い魂を哀れみたまえ。」


Uf! Tyazhelo! (Clock Scene)




「ボリス・ゴドゥノフ」第3幕

第1場

ポーランド・サンドミエシュ城内・マリーナの部屋 1604年

マリーナは自室で女中に髪を梳かしてもらっている。マリーナを褒めたたえるように、娘たちが歌を披露している。

マリーナ

「もういいわ。帰って。私に必要なのはそんな甘い歌ではないわ。ポーランドの英雄の歌、勇敢なポーランド娘の歌よ。(女中に)あなたも、去って。」

娘たちや女中が去る。




「なんと悩ましく憂鬱で」Dovol’no!…Skuchno Marine

マリーナ

「なんて悩ましく憂鬱で、退屈なんだろう。ロシアからきたあの人が私の心を捕らえる。ドミトリーを得て、ロシアの皇后になるのだ。」



第2場

ポーランド・サンドミエシュ城内・噴水のある庭 1604年

グレゴリーはひとりでマリーナを待っている。




「二重唱・おお皇子様、お願い」O, tsarevich, umolyayu

マリーナ

「おお皇子様、お願い。マリーナはあなたを裏切りません。私を忘れて皇帝の座を目指すのです。私はあなたを愛しています。」

グリゴリー

「もう一度言ってくれ。マリーナ。」

マリーナとグリゴリーが抱き合う。ランゴーニが二人の様子を陰から見ている。




「ボリス・ゴドゥノフ」第4幕

第1場

モスクワ・聖ワシリイ大聖堂前、赤の広場 1605年

赤の広場には、貧しい人々が集まっている。大聖堂の中では、亡きドミトリーのために祈りが捧げられている。




「白痴の歌・流れよ、流れよ、苦い涙」Leytes’, leytes’, slyozy gor’kiye

白痴イヴァヌイチ

「ヘロデ王のために祈ることはできない。流れよ、流れよ、苦い涙。泣け、泣け、正教徒たちよ。まもなく敵が訪れ、闇に覆われるだろう。泣け、泣け、ロシアの民よ。貧しき人々よ。」



第2場

クレムリン宮殿 1605年

貴族議員たちによって、偽物のドミトリーと賛同者たちを処刑する決議がされる。シュイスキー公が少し遅れてやってくる。…

…(中略)…

…老僧ピーメンが現れる。




「ある日の晩のこと」Odnazhdy, v vecherniy chas

ピーメン 

『ある日の晩のこと、私のもとに老人が訪ねてきて不思議な話をしました。「私は幼い頃に目が見えなくなり、夢を見ることがなくなりました。ある日、夢の中で子供の声が聞こえてたのです。

おじいさん。ウーグリチの町に行き、私の墓を参ってください。私は皇子ドミトリーです。奇跡を起こす者になりました。

私は孫と共にその町に行きました。私が墓で涙を流すと、目が見えるようになったのです。」』


ボリスは再び錯乱する。ピーメンが去る。貴族たちは混乱する。ボリスは息子を呼ぶ。

ボリス・ゴドゥノフ

「息子を呼んでくれ。皆は下がってくれ。」

息子が駆けつける。貴族たちは去る。




「さらば我が子よ、私はもう死ぬ」Proshchay, moy syn, umirayu!

ボリス・ゴドゥノフ

「さらば、わが息子よ、私はもう死ぬ。お前がロシアを統治するのだ。」

ボリスが死ぬ。



第3場

モスクワ近郊・クロミーの森 1605年

貴族のひとりが捕らえられ、群衆に嘲笑されている。白痴が子供たちに追いかけられている。子供たちが白痴から銅貨を奪う。ボリスを非難する民衆の声が響く。2人のイエズス会士が遠くからやってくる。イエズス会士が民衆に捕らえられそうになると、グレゴリーが現れる。

グリゴリー

「ボリスに迫害された者よ、集まれ。モスクワに行くのだ!」

民衆、イエズス会士らは、グレゴリーとともにモスクワに向かっていく。一人残った白痴が嘆く。

白痴イヴァヌイチ

「流れよ、流れよ、苦い涙。泣け、泣け、正教徒たちよ。まもなく敵が訪れ、闇に覆われるだろう。泣け、泣け、ロシアの民よ。貧しき人々よ。」


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プーチン体制が本当に崩壊するのかはわからないが、民間軍事会社の乱立はスムータを予感させる現象の1つと言えなくもない。

緒方 誠(TBSテレビ報道局解説委員)〙

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