薬害肝炎：薬害HIVを思い出す

年金問題に続いて薬害肝炎問題。
舛添氏も大臣になって大変な問題で大変ですね。

ついに福田首相もコメントを出したようです。

「薬害肝炎情報、首相が厚労省対応を厳しく批判」

　福田首相は２２日夜、薬害肝炎をめぐり、厚生労働省が製薬会社から患者を特定できる情報を得ていながら患者側に伝えていなかった問題について、「文書管理がなっていない。人命にかかわるような大事な資料を適当に扱っているというのはいけない。（報告を受けた時は）またかという感じだった。もういい加減にしてほしい、という気持ちだ」と述べ、厚労省の対応を厳しく批判した。
　さらに、情報管理をめぐる不祥事が相次いでいることに関し、「一人ひとりのモラルの問題もある。何のために仕事をしているかということを忘れているのではないか」と述べ、不快感をあらわにした。首相官邸で記者団に語った。

（2007年10月22日22時25分  読売新聞）

薬害HIVのときもその対応が問題になった厚労省、全然学習していないようです。

血友病で血液製剤を使わざるを得なかった彼は、
「これを打ったら俺はエイズになるんかな？そう思いながら打ってたんや」
あの時にテレビで知った家西悟さんの悲痛な叫び声が今でも耳に残って離れません。
どんなにくやしく、悲しかったことでしょうか。
そんなかれも、今子供を得て、そして今肝炎治療への医療費助成法案提出に力を注いでおられます。

 

そんな薬害HIVの解決のきっかけになった菅直人氏は今回もこんなパフォーマンスをしました。

 

「菅直人氏が厚労省に”強行突入”」

　地下倉庫から「存在しない」とされた薬害肝炎た患者の個人情報資料が見つかった東京・霞が関の厚生労働省に２３日午後、民主党の菅直人代表代行らが突然押しかけ、“大立ち回り”を演じる一幕があった。
　菅氏の目的は、地下倉庫の視察。「関係者以外は立ち入り禁止です」と注意する厚労省職員をすり抜けて菅氏は強引に地下へ。職員や報道陣、警備員が入り乱れてもみくちゃになりながら倉庫を探し回った。
　平成８年に１０カ月間、厚相＝当時＝を経験したこともある菅氏だが、乱入を阻止しようとする中年職員は「あなたはだれですか？」と、不審者扱い。
　これにムッとした菅氏は「国会議員は中に入ったらいけないのか！！」と、職員を強引に押しのけて地下３階に向かう階段を見つけ出した。倉庫は施錠されていたため、菅氏は舛添厚労相に携帯電話をかけて直談判後に、リストのあった医薬薬品局の倉庫を扉の外側から視察した。
　菅氏は記者団に「（薬害エイズの）教訓が生かされていない。厚生省が意図的に組織的にこの問題を隠そうとしている。舛添厚労相が試される場面がきている」と意気揚々。しかし、強引な行動に、厚労省職員からは「パフォーマンスが過ぎる」との声も。
（2007.10.23 産経ニュース）

 

まあ、薬害HIVを解決した菅氏にはきっとあの省のやり方はわかっているんでしょう。

それにしても職員の「パフォーマンスが過ぎる」とのコメント、なんやおまえら！って感じです。

そんなこというなら、寝る暇惜しんで資料を出せっての。

 

とにかく、一刻も早い解決を望みます。

HIVのように、早期に発見すれば肝硬変、肝臓癌に進展しなくする方法あるんでしょうか？
もしあるなら、早く患者を見つける手立てをうたなければなりません。