涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

團菊祭昼の部:安定した菊五郎に團十郎、藤十郎

2012年05月27日 | 外出・旅行

朝からいい天気。
今日も松竹座の團菊祭へ。今日は昼の部です。

なぜかここからの路線をYahooで調べると、日本橋駅で下車して行くことになるのですが、
どう見ても大阪難波駅で下車したほうが早いような・・・

大阪に向かう電車の中から平城宮跡の大極殿。

朝9時というのに、すでに観光客が歩いています。

今日は休日とあって、道頓堀はえらい賑わいです。

へ~、今日は千秋楽やったんですね。
ほぼ満席でした。
幕見席は空いていましたよ。

 

今日は「寺子屋」「身替座禅」「封印切」と、しばしば演じられる作品です。

もう何度観ただろう・・・

「寺子屋」、松王丸を松緑、武部源蔵を海老蔵、戸浪を梅枝、千代を菊之助と、
あえて若い役者での舞台。
しかし、落ち着いてみることができなかったのはなぜだろう、
松緑の台詞回しが悪かったからでしょうか、
松王丸の重厚さが全く感じられなかった。
海老蔵も、小さな声になるとフニャフニャとした感じでしたが、
声を張るところになると、なかなか堂に入ったものでした。

「身替座禅」、右京を菊五郎、奥方玉の井を團十郎、太郎冠者を権十郎。
もう何度も演じている右京、玉の井で、手馴れたものです。

「封印切」、忠兵衛を藤十郎、梅川を菊之助、八右衛門を三津五郎、おえんを東蔵。
藤十郎は最近梅川を演りませんねぇ。たまには観たいものです。
菊之助の梅川、初めてですが、哀れな遊女の雰囲気たっぷり。
意外に良かったのは三津五郎の八右衛門。
違和感ない上方弁で、よかった~。
三津五郎、夜の部でもいい演技を見せてくれました。
東蔵のおえんも、随分手馴れてきましたね。
自分の中では我童、徳三郎、秀太郎のおえんが絶品だったと思っていますが、
そのうち東蔵のおえんも加わりそうです。

今日も相変わらず、前のめりおばちゃん、おしゃべりおばちゃんが居ましたが、
久しぶりに開演中に弁当を食べだすおばちゃんが居ました。

寺子屋が始まってから遅れて入ってきたのですが、
「うわ~ギリギリセーフやわ~」 (いいえ、完璧アウトです)
「おなか減ったわ~。弁当先に食べちゃおう!」 (えっ、あかんで~)
「(ガサガサガサ)美味しそう!(ムシャムシャ)」 (ほんまに食べとる~)
と、劇場の職員がやってきて
「お客様、上演中のお食事はおやめください」
「なんでやのん!」(…)

 



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4 コメント

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Unknown (ふじ)
2012-05-28 11:03:35
ま、ま、幕見席あるんですか!?
東京だけかと思ってました。
そんなら行けばよかったなぁ~・・・・ってもう千秋楽ですね。(T-T )

しかし大阪人のマナーの悪さったら、ほんといやんなっちゃいますね。
(自分も大阪人だけどげんなりします。)

しかし昼の部、夜の部共に観られていいですね。良い舞台だったみたいで。
菊ちゃんもスーパー歌舞伎出たらいーのになぁ。タチ役で。(ありえないか・・・)

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隣席にオバハンはイヤ! (M.I)
2012-05-28 15:31:53
東蔵さんいいですよね。
貧乏長屋のおカミさん役とかも好きです。
今年は巡業組に回られるみたいなので、早速「北とぴあ」という会場のチケットを買いました。

弁当食べながら楽しんだのは遥か昔の話。
テレビなんかの歌舞伎の紹介の仕方が悪いのかも知れませんね。
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幕見席 (やじ)
2012-05-29 15:59:41
〉ふじさん
幕見席、南座にはありませんが、
松竹座、国立文楽劇場にはあります。
松竹座の幕見席は数席ですが、
休日でも恐らく取れると思います。

観たい芝居が決まっていればいいですね。
ただし三階の右端の一番後ろの列ですけど。
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弁当食べながら (やじ)
2012-05-29 16:03:46
〉M.Iさん

あれ、いつからなんでしょうね。
初めて歌舞伎を見たのが昭和最後の南座の顔見世。あのときは弁当食べながら観たのを覚えています。

そのときに一緒に誘ってくれた京都の人は、
「昔はすき焼きしながら観たもんや。
伊賀越道中の沼津の時なんか、舞台を降りて客席を降りてきた役者が一緒に食べたこともあるんやで」
と言っておりました。
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