涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

火の粉をかぶって:お水取り

2008年03月13日 | 外出・旅行

そんなわけで今夜もお水取りに行ってきました。



この前は舞台から離れていたので火の粉はかぶらなかったのですが、
火の粉をかぶると無病息災で過ごせるという言い伝えがあるので、
早めに行って前のほうに陣取ろうと。



7時開始なのに、5時には奈良公園に到着しました。
ちょっと早いので奈良公園をブラブラと。
丁度今、馬酔木が咲き始めたところでした。



 



会場に着いたのは5時半。
既に多くの人が・・・
人を掻き分け、掻き分け、急な坂道に、前から5列目くらいになんとかすべりこみ。
幸い前の列の人はみんな背が低いのでお松明がはっきり見れそう。
二月堂と逆の方に向かって、座って舞っています。
6時を少し回ったところで、「座っている人は立ってくださ~い」と指示がでました。
そう、7時までの一時間を立って待つのです。



 



途中から風が強くなり、とても寒くなってきました。



7時近くになると、こんな混雑具合で、始まると場内の明かりが消灯されます。



 



今回は真近にお松明を見ることができました。
強い風に火の粉があっちへこっちへ降りかかり、
頭の上や首にも降りかかり、熱い!熱い!
フリースの上着を着ていったのですが、そこに火の粉が降ってきて、少しこげてしまいました(涙)



動画も撮ったのですが、アップロードしかたがわからないので、とりあえず画像だけ。



 
 
 



風が強かったせいか、火の粉が飛ぶわ飛ぶわ。
風向きであっちへ飛んだり、こっちへ飛んだり。



 



7時半にお水取りは終わり、
徽章を持っていたので、お堂の中を見学するために二月堂に上がりました。
そこからは大仏殿越しに奈良の夜景と、遠くに生駒山の山影がよく見えますね。



 



お堂の中では、神名帳が奉読されていました。
徽章を見せてお堂の中へ。(一般の人は入ることができません)
儀式が行われているところとは格子戸でへだてられていましたが、
荘厳な張り詰めた雰囲気の中、練行衆が祈ったり、歩いたり、読経をしたり・・・。
練行衆の履いた木靴の音が印象的です。



そのまま待っていたら10時ごろに「走り」0時には「だったん」を見ることができるのですが・・・
明日仕事だからね・・・



先ほどお松明が昇ってきた階段を下りてゆきます。
階段にはまだ煙の匂いが残っています。
降りたところには前日使った松明が飾ってありました。



 



今日のお土産、





お松明で燃え切れなかった杉の葉です。
お松明が終わった後、みんな必死で拾い集めていました。



 



 



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無知にもほどがあるが (shzizi)
2008-03-13 23:10:13
これで(少なくとも今年は?)無病息災で過ごせることになりますので、よかったです。
僕たちも是非一度は経験してみたいと思います。
ところで、火を燃やすのに、なぜ「お水取り」というのですか。(恥)
返信する
お水取り (やじ)
2008-03-14 12:46:04
>仔仔さん
お水取りは、正式には「修二会」という行事です。
お松明ばかりがクローズアップされますが、
本当は秘仏である十一面観音の法会です。
「お水取り」とは二月堂の下の閼伽井屋の若狭井から、水を汲み上げる行事です。
閼伽井屋の中へは、咒師や堂童子など、限られた人しか入ることはできません。
奏楽の中、1時間ほどかけて二月堂内陣に水を運ぶ、修二会の中心的行事だということです。
伝説では、若狭の遠敷明神が釣りに夢中になって二月堂へ来るのが遅れたため、おわびのしるしに水を湧かせたといいます。そのため、若狭では「お水送り」という行事があるそうです。
ちなみに、去年の篭松明の映像が
http://www.miryoku.pref.nara.jp/play.php?seq=1192&type=1000
にあります。
返信する

コメントを投稿