もう二週間にもなりますね。
妹背山婦女庭訓で始まった昼の部。
春日野小松原、太宰館、山の段の半通しです。
妹背山、やじの育った吉野にあるんですよね。
梅玉の久我助、魁春の雛鳥よかったです。品よし、色気よし。
この二人は襲名してよくなりましたね。
幸四郎の大判事、藤十郎の定高は花道を出たところの姿がよかったです。
本当に錦絵の様。藤十郎はあの歳であの姿。若いですね。
幸四郎はやはり味がないというか、微妙でした。
その点、味わいがあるっていうか、義太夫が入っていていいです。
雛人形の首が落ちたところの思いいれなどすばらしかったです。
次は「閻魔と政頼」
どんな劇なのかなと期待したけれど、なんだかな~。
安っぽいコントを見せられたような。
吉右衛門と富十郎なので期待したのだけれど。
期待が大きすぎたのかな?
もう少し脚本と演出を考えたらどう?
(脚本は吉右衛門です・・・)
最後は染五郎の長男藤間斎君の初お披露目の「侠客春雨傘」。
幸四郎がその斎君(お孫さんですね)の手を引いているときの嬉しそうな顔。
好々爺ですね。
先代三津五郎がお孫さんと傀儡師を演った時の事、思い出しました。
梅玉、仁左衛門、吉右衛門がおつきあいした豪華な舞台です。
しかし、それだけではないですね。先代幸四郎の時からの脇を固めてきた役者
吉之丞のほっとしたような、喜ばしいような表情に、
家筋が継承されてゆく過程を垣間見た気がしました。
ああ、吉右衛門のところに男の子が生まれないのが残念。
まあ、お披露目の演目で、可も無く不可も無く。
ちょっと昼の部は重かったですね。
近くのprontでコーヒーブレイクです。
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