眼鏡の相棒

うちの相棒は目が悪いのです。
って最近気付いたのですが…。

きっかけは彼が俺の眼鏡を冗談半分でかけたこと。
「うわ～すごくよく見えるわ」
って驚いたところから。
俺も目が悪いけど、運転免許の更新には支障が無い程度。
でも一旦眼鏡をかけると、もう離せません。特に夜の自動車の運転には。

それ以来、映画に行く時は必ず俺のスペアの眼鏡を持って行くようになった。
「きちんと視力にあった眼鏡かけたら？」
という俺の言葉に、
「だって、眼鏡かけたら近視が進むじゃない？」
おいおい、それ迷信だって。

しかし、それから数ヶ月たってうちの近くに眼鏡屋がオープン。
セールをやってるとの広告を見て、
「ねえ、眼鏡屋に行ってみない？」
と誘ってきたんだ。
ちょうどいい機会だしね、一緒に眼鏡屋へ自転車で向かう。

お～っ、いろいろあるね。
安いの高いの。おシャレなの、ダサイの。（個人的主観）
彼はどんなの選ぶんかな？おまえのセンスを見届けるぞ。

さて、できあがった眼鏡。
ブルーのメタルフレームの眼鏡でした。
「どう？似合うでしょ。ちょっと知性的にみえるかしら？ふふふっ」
うん、似合うよ～。賢そうに見えるよ。

あれだけ嫌がっていたのに、案外気に入ってかけている。
おまえ単純だよ。

でも左目と右目の視力の差にびっくり。
よくもまあ今まで平気で生活していたね。