キャッスルマン病とわたし。

稀少難病『特発性多中心性キャッスルマン病』になってしまったわたしの日々。
夫・Uさん&チワワに支えられて。

舌白板症 その3

2007-06-23 | 舌白板症→舌癌のこと。
『舌白板症』は、【前癌病変】。

つまり、まだ癌には進行していない状態なので、

私の手術日は年度明け以降(4月以降)で、設定してもらいました。

(癌だったら、こんなに悠長なことはしていられません)



キャッスルマン病になってからというもの、なんだかんだと体調を崩したり

入院したりで、私は手持ちの有給休暇がもう残っていませんでした。


入院期間が5日~10日という事、仕事に穴をあけなければならない事もあって

会社で上司に相談したところ、今後のことも考え、

GWまでずらせるのなら、有給休暇の手持ちもあまり持ち崩さず、

仕事に与える影響も最も少ないだろうとなり、

4月下旬に入院する事にしました。


入院までに、入院グッズを揃え、たまたま地元の歯医者で虫歯の治療中だったので

手術前に治療を終わらせ(歯医者の先生が気遣って下さって、時間外診療も含め、

短期間で集中治療してくれました。感謝・多謝)

セカンドオピニオンの事が頭の片隅に引っかかりながらも、

気がついたら入院日になっていました。


このような舌を切る手術は初めてだったので、妄想が膨らむばかりで

ただただ怖かったです。



ちゃんと喋れなくなったら・・・


仕事はどうなるんだろう。(キャッスルマン病の治療にアクテムラという高額な薬

             を使っている為、仕事を失うとその治療が
              
             出来なくなり、病状が悪化するかも)

            (住宅ローンどうしよう!?)

            (子供が高校受験だっていうのにお金の工面が・・・)



味がわからなくなったら・・・


家庭はどうなるんだろう。(味がわからない私に料理が出来るのだろうか?)

            (だとすると、誰が私の代わりに料理をするんだ?)


アクテムラを打ってるからこの病気になったのか?

            (アクテムラは新しい薬なので、副作用が明確では有り             
             
             ません) 
        
などなど。




【 2007 4/26 】

そして入院日。

翌日が手術日だったため、前日に当たるこの日はとてもあわただしかったです。

麻酔科の先生・口腔外科の先生・看護師さんらによる治療方針や看護計画、

麻酔による作用の説明や肺血栓塞栓症(エコノミー症候群など)の予防など、

次から次へとお話が続きます。

私の場合は、この日の午前中、血液内科を受診してアクテムラを打っていた為、

本来午前中に入院のところお昼にずれ込んだので、なおさらでした。


ちなみにこの手術、全身麻酔です。

なので、手術でずっと同じ姿勢をとるため、肺血栓塞栓症の予防

などのお話も聞きます。

予防方法は、手術前に膝丈の弾性ストッキングを履き、術中は機械で足のマッサー

ジを行います。あるいは、血液を固まりにくくするお薬を使うそうです。


そして、宗教に関して。

手術、あるいは治療中に輸血が必要になった時、宗教によっては輸血を拒否される

方もいるので、確認を取ります。



さて、入院自体はもう慣れているのですが、

今回はいつもの血液内科とはフロアが異なり、口腔外科の病棟です。

(大した事じゃないけど、同じ病院でもフロアによりトイレの仕様や

お風呂のルールなどが違うことを知りました。)


血液内科は8F、口腔外科は9Fで、ともにとても見晴らしがいいので

ちょっと和みます。


この病院は4人の大部屋で、だいたい新参者は廊下側のベッドに入り、

窓側の方が退院されると、廊下側の人が窓側に移るようになっているのですが、

なんと、今回は最初から窓側

しかもほんとに景色の良い場所だったので眺めては気を休めていました。
                               
                                   つづく







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