カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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「今週の公共要理の錠剤」29

2012年06月07日 | メッセージ(その他)
B 年 キリストの聖体の主日   2012・6・10
 「カトリック教会の教え」から
「典礼と秘跡」
カトリック教会では「秘跡」と言う言葉が良く使われ、聞き慣れた言葉でもあります。それは主に教会で行われる儀式を示しています。その時に教会で行われる儀式は神様と人間が生きる現実の接点を示しています。教会で行われる儀式は全て典礼と言われています。教会の秘跡は儀式でありながら、私達の人生の中で神様の存在や慈しみを示しています。儀式が示すことはその通りに実現します。言葉や動作も人間の言行に属していますが象徴的に神様の言葉、思い、働きをも表し、神様の救いの働きを示しています。教会には柱のように七つの中心的な役割を果たす秘跡があります。特別にこのような教会の典礼に属している儀式によって、神様がキリスト信者の人生に入り込んで、自分の慈しみ、愛と導きを示しています。教会の典礼の中で行う秘跡(言葉と行い)は儀式の形であって、三位一体の働きになり、特別に神様はご自分の優しい姿で人間に身近に自分の心を感じさせられています。秘跡は洗礼、聖体、堅信、赦しの秘跡、病者の秘跡、叙階式、婚姻です。これらの印によって神様を信じるものの救いを求めて大きな恵みをくださいます。秘跡は人の人生の中で神様の働きですが、それを受ける人にふさわしい心構えがなければ、結果をもたらす印とはならないのです。どんな秘跡でも教会の典礼の中で受ける場合、心を込めて秘跡の恵みとメッセージを理解して、それを望んで頂くことによって自らの人生の中で、豊かな恵みと力を得るようになります。
                          モヨリ神父