10月初めの「やまとTOMOフェスタ」にて東京都南青山のS様に御依頼いただきました「ピアノ教室」の看板が出来上がりましたので、製作工程などをご紹介させていただきます。
この看板は、S様から千葉県松戸市でピアノ教室を開催しておられるピアニストのT様へのお祝いとして贈られるということで、私も初めての看板製作にかなり気を入れて取り組ませていただきました。
S様は当初金属か樹脂製の看板を考えられていたようですが、偶然私のフリマ出店の作品を見られて木製看板も温かみがあっていいと考えられ、製作のお話をいただいたというわけです。
特に黒檀のペーパーナイフの深い艶がピアノのイメージにつながったことから看板のピアノベースは黒檀でというご要望となりました。
それでは、製作の流れとエピソードを写真でご紹介しましょう。
1)まずは、黒檀の板の入手から始まるわけですが、私の勤め先(学校教材「アートピア」)での取引先「銘木の丸万木材」さんにご相談しました。
←厚さ30mm×幅150mm×長さ300mmの黒檀の板2枚を調達
このサイズの本黒檀はそう簡単に手に入るものではないため「縞黒檀」での製作となりました。
2)次にロゴの切り抜きです。
10mm厚さのブナ材から糸のこ盤で切り出しました。(1文字の大きさは50mm角くらいで、こんなに細かな切り抜きは初めてでしたが意外にうまくいきました)
※「MOMO」はT様が可愛がっておられるワンちゃんの名前だそうです。
3)ベースとなる黒檀の張り合わせとその他の部材の作成。
←黒檀のピアノベース(約30cm×30cm)
「雇い実」という技法でつなぎ合わせてから大まかなピアノの形状に切り出し、ベルトサンダーできれいなカーブと面を出しました。
張り付けには、耐水性に優れているフランクリンの「タイトボンドⅢ」を使用。
鍵盤を張り付ける部分は会社の「昇降盤」を使って欠き取りました。
←白鍵
ロゴと同じブナ材を使用し、鍵盤らしく見えるように上面と前面にのこ目を入れました。
←黒鍵と鍵盤サイドの部材
これはベースと同じ黒檀を角材にしてから必要な長さにカットし、ベルトサンダーで一つひとつ形を整えました。
←これで部材は全部揃いました。
←各部材の仮配置(完成はこんなイメージです)
4)さあいよいよロゴの位置決めと接着です。
S様、T様には製作経過を私の工房までわざわざ見に来ていただき、ロゴの貼り付け位置など細かな指示をしていただきました。
←最終的にこの位置で接着完了です。
←裏側にも門柱固定用の部材を取り付けました。
5)最終工程、緊張の「塗装」です。
初めての看板製作ということで、屋外用木製看板に適した塗料をプロの木製看板製作会社のHPから探し、専用の塗料「ウッドスキンコート」を購入して使用しました。
「ウッドスキンコート ST」で下塗りを2回、「ウッドスキンコート グロス」で上塗りを3回かけてピカピカに仕上げてあります。
特に上塗りの「グロス」は粘土が高く、細かなロゴを細い筆を使って塗っているうちに硬化を始めるため、平面部分の塗装との間がうまくつながらなくて大変苦労しました。しかしやはり優れた塗料で、乾燥までの間にゆっくりなじんで刷毛目もほとんどなく平滑に仕上がりました。
塗料メーカーの説明では、風雨による剥がれや腐食に強く紫外線による色変りがしにくいとありましたので、この状態を長期間維持できるのではないかと期待しています。
以上、ご注文をいただいてから約2ヵ月間、S様とはメールやお電話で何度も連絡を取り合って出来るだけご要望にお応えできるよう頑張ってまいりました。
おかげさまで本日S様宅に看板が配送され、「いろいろ心配な面もあったが素晴らしいものができた」とのおほめのご連絡が入りひと安心しているところです。
門柱にはS様ご本人が取り付けられるということで、取り付け後の写真を見せていただけるのを楽しみにしています。
(このページでご紹介させていただく予定です)
☆ 最後に、ピアニストのT(徳川)様にご本人のホームページ公開をご了解いただきましたのでご紹介します。
ブックマークの「徳川真弓のオフィシャルサイト」からどうぞ!!
この看板は、S様から千葉県松戸市でピアノ教室を開催しておられるピアニストのT様へのお祝いとして贈られるということで、私も初めての看板製作にかなり気を入れて取り組ませていただきました。
S様は当初金属か樹脂製の看板を考えられていたようですが、偶然私のフリマ出店の作品を見られて木製看板も温かみがあっていいと考えられ、製作のお話をいただいたというわけです。
特に黒檀のペーパーナイフの深い艶がピアノのイメージにつながったことから看板のピアノベースは黒檀でというご要望となりました。
それでは、製作の流れとエピソードを写真でご紹介しましょう。
1)まずは、黒檀の板の入手から始まるわけですが、私の勤め先(学校教材「アートピア」)での取引先「銘木の丸万木材」さんにご相談しました。
←厚さ30mm×幅150mm×長さ300mmの黒檀の板2枚を調達
このサイズの本黒檀はそう簡単に手に入るものではないため「縞黒檀」での製作となりました。
2)次にロゴの切り抜きです。
10mm厚さのブナ材から糸のこ盤で切り出しました。(1文字の大きさは50mm角くらいで、こんなに細かな切り抜きは初めてでしたが意外にうまくいきました)
※「MOMO」はT様が可愛がっておられるワンちゃんの名前だそうです。
3)ベースとなる黒檀の張り合わせとその他の部材の作成。
←黒檀のピアノベース(約30cm×30cm)
「雇い実」という技法でつなぎ合わせてから大まかなピアノの形状に切り出し、ベルトサンダーできれいなカーブと面を出しました。
張り付けには、耐水性に優れているフランクリンの「タイトボンドⅢ」を使用。
鍵盤を張り付ける部分は会社の「昇降盤」を使って欠き取りました。
←白鍵
ロゴと同じブナ材を使用し、鍵盤らしく見えるように上面と前面にのこ目を入れました。
←黒鍵と鍵盤サイドの部材
これはベースと同じ黒檀を角材にしてから必要な長さにカットし、ベルトサンダーで一つひとつ形を整えました。
←これで部材は全部揃いました。
←各部材の仮配置(完成はこんなイメージです)
4)さあいよいよロゴの位置決めと接着です。
S様、T様には製作経過を私の工房までわざわざ見に来ていただき、ロゴの貼り付け位置など細かな指示をしていただきました。
←最終的にこの位置で接着完了です。
←裏側にも門柱固定用の部材を取り付けました。
5)最終工程、緊張の「塗装」です。
初めての看板製作ということで、屋外用木製看板に適した塗料をプロの木製看板製作会社のHPから探し、専用の塗料「ウッドスキンコート」を購入して使用しました。
「ウッドスキンコート ST」で下塗りを2回、「ウッドスキンコート グロス」で上塗りを3回かけてピカピカに仕上げてあります。
特に上塗りの「グロス」は粘土が高く、細かなロゴを細い筆を使って塗っているうちに硬化を始めるため、平面部分の塗装との間がうまくつながらなくて大変苦労しました。しかしやはり優れた塗料で、乾燥までの間にゆっくりなじんで刷毛目もほとんどなく平滑に仕上がりました。
塗料メーカーの説明では、風雨による剥がれや腐食に強く紫外線による色変りがしにくいとありましたので、この状態を長期間維持できるのではないかと期待しています。
以上、ご注文をいただいてから約2ヵ月間、S様とはメールやお電話で何度も連絡を取り合って出来るだけご要望にお応えできるよう頑張ってまいりました。
おかげさまで本日S様宅に看板が配送され、「いろいろ心配な面もあったが素晴らしいものができた」とのおほめのご連絡が入りひと安心しているところです。
門柱にはS様ご本人が取り付けられるということで、取り付け後の写真を見せていただけるのを楽しみにしています。
(このページでご紹介させていただく予定です)
☆ 最後に、ピアニストのT(徳川)様にご本人のホームページ公開をご了解いただきましたのでご紹介します。
ブックマークの「徳川真弓のオフィシャルサイト」からどうぞ!!
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